九星の色はどこから来た?

2020/7/3

 九星にはそれぞれの宮に色が割り当てられているが、その色はどこから来たのだろう?
陰陽五行の色は北、冬、真夜中は黒  東、春、夜明けは青  南、夏、真昼は赤  西、秋、夕暮れは白です。
古来からの決まり事でキトラ古墳でも北の壁画は黒の玄武、東の壁画は青の青龍、南の壁画は赤の朱雀、西の壁画は白の白虎というように。
風水で作られた土俵も北は黒房 東は青房 南は赤房 西は白房というように
ちなみに土は黄色でキトラ古墳では石棺が安置され 相撲ではこの四方の色で中央(土俵)は結界され「はっけよい」八卦よしとなる。
 時により飛泊(場が変化する)九星では定位置(五黄土星が中央)では北の一白水星は白あり、東の三碧木星は碧であり、南の九紫火星は紫であり、西の七赤金星は赤です。

 五行の配色  九星の配色
   

 九星は日本名であり中国では紫白星または九宮といわれている。
ただし一白水星のように五行名の水星はつけない。
一白、二黒・・・・というように呼ばれている。
紫白星も同じである。

 この本来の紫白星は北斗七星がもとになっていると思われる。
天体の中央は北極星でありこの北極星を中央に地球から夜空を眺めると回転している。
天体の星の中でほとんど動かない星が北極星なので古来からあがめられてきた星なのです。
この北極星を中心に回る北斗七星が変じて九星が生まれた。


上図は冬の北極星と北斗七星の配置図(北極星と一白貪狼の距離はこの図の三倍程度あり)

 それぞれに紫微斗数でも使われる貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍、左輔、右弼を当てている。
北極星は陰陽五行を天体で見ると最高神に当たる。

 それでは九星の色について白と紫は名の通り吉でなくてはいけない。
奇門遁甲では八門という吉凶がはっきりとした方位の見方がある。
この八門は時により時計方向に順繰りと回転するが定位置がある。
北から休門(大吉)東北が生門(大吉) 東が傷門(小凶) 南東が杜門(小凶) 南が景門(中吉) 南西が死門(大凶) 西が驚門(小凶) 北西が開門(大吉)

左が八門で 右が八卦(後天図)

この図を見ると開門は天で陽×3なので白は理解でき死門は地で陰×3なので黒も理解できる。
休門(1白)と生門(8白)の水と山は八門が大吉であることが白となったのだろうか?
一白貪狼の貪狼星は紫微斗数では封神演義の妲己(だっき)という九尾の狐の化身とされているのですが
確かに強い前向きの力を持っているが五行の色は黒でも八門は休門の大吉門で白ということですかね
西の七赤金星は夕暮れの空の色の赤に対して東の三碧木星は夜明け前の紺碧の空の色でしょう。
南東は四緑木星の緑は八門の杜門の杜(森)の緑だと思います。
中央の五黄土星は廉貞で強い力を持っている中央の黄色が配色されています。


ただし、ところてるみの勝手な解釈です。