八卦について

2020/6/10

 八卦は陰と陽を陰は 陽はと上中下の三本の組み合わせを八方位に配置し卦(象意や吉凶を判断)をする。
どのように成り立っているかを考えてみた。
八卦の図はWikipediaよりコピー

←八卦の図(↑南)後天図Wikipediaより

組み合わせは下記図
乾が陽の最強で兌→離→震⇔巽←坎←艮←坤が最強の陰となっている。

八卦には伏義の先天図と主に利用している文王の後天図がある。

伏羲八卦を陰陽を時の順に並べると下記図のように時が陰陽の順に並び左右上下斜めまでが対称という形でまとまる
夏至から陰が始まり

この図は上が北
陰から陽への受け渡しも巽と震が引き渡し(中央)が決まる(下記図)

八卦と五行の関係


金は乾と兌 火は離 木は震と巽 水は坎 土は艮と坤
五行の相克(相性)と配列は
上が北
火が離で南(夏至)に配当ということは陽極まれば陰で離とし水(冬至)の坎は陰極まれば陽となったと思われる。
最も衝突の激しい火と金の間に土の坤を配置し水と木の間(鬼門)に艮を持ってきて節としたのだろう。
上図表から木(震 巽)が中央ということがなるほどという甲でもあるから

上が北
伏羲八卦では金と火が隣り合わせになるが文王八卦ではすべてが陰の坤が間を取り持ち受け渡す坤の重要な役目をしている。
伏羲八卦は時の流れを重視したというよりは陽から陰への時の移りと相対的な反位で成り立っている。
文王八卦は五行を重視し金水連合と木火連合の間には土が入りクッションとなりに仲を取り持つという。
ここで金(西)水(北)の間の北西に最強の乾を配置し木(東)と火(南)の間の南東に巽を配置しているのが面白い。
先天図八卦が9宮と似ているようで2黒と8白が入れ替わりがあるが後天図八卦は五行を優先ということなのかしら
陰陽五行はおもしろいでしょう?
ただしこのページは「ところてるみ」の勝手な解釈です。
(古文に書いてある東北が山で東は雷 なぜか北西が天 西は沢という 南東は風 中国の西安や洛陽がモデルというが・・・
南方のマレーシアでも海に囲まれた台湾でも香港でも 文王八卦は活躍しているのが不思議と思っていたので書いてみました)

書き足し 2020/6/12
上が北
 どうも釈然としないのは八卦の五行です。
陽といえば南の夏で火  陰といえば北の冬の水 西は秋で金 東は春で木 というのが五行
八卦では乾は陽の最大値なのが五行は「金」次の兌も 坤の陰の最大値は五行の「土」手前の艮も の考え
負けを認めない押しの強さを「金」とし 優柔不断で後ろに隠れる「土」を陰としたのだと思う
そして中央のいいとこ取り(バランスが取れている)の巽と震を「木」にし相対する「金」の乾と兌に対抗する
離については陽極まれば陰 坎は陰極まれば陽だと解釈できるけれど・・・(修正2020/6/15)