十干 奇門遁甲の天地

2023/6/4

 簡単な特徴
甲(権力 見え張り) 乙(友情 迷い) 丙(取引 欲張り) 丁(智恵 迷路
六儀 戊(信用 口先) 己(誘惑 色情) 庚(闘争 反発) 辛(感覚 センチメンタル) 壬(勝負 意地悪) 癸(隠れる 自信喪失) 

奇門遁甲 天地 十干の組織図

三奇  六儀 
     戊儀(信用) 要領 社交性 宗教 雄弁
         口舌での失敗
   乙奇(安定)  福祉課 サポート 総務課  己儀(魅力)  情愛 魅惑 恋愛 結婚
              優柔不断で決断できず      アバンチュール
 甲尊(出世) 社長(ボス)    丙奇(求財)  取り立て 販売  営業課   庚儀(剛であり凶格) 鋭敏 荒くれ反発 何でも反対
    見え張り            傲慢(強欲になる)        闘争 危険
   丁奇(知恵)  技術 情報 戦略 企画課  辛儀(道) 心の探求 美的 色彩 味覚 詩的
             考えすぎで迷路にはまる      センチメンタル 
     壬儀(勝利) 勝負 勝ちにこだわる
         デリカシーに欠ける
     癸儀(影) 隠れる 引きこもり
         自信喪失

甲尊は権力者の長

三奇は組織のボス

六儀は時をめぐる六十干支のボス
戊儀は甲子~癸酉
己儀は甲戌~癸未
庚儀は甲申~癸巳
辛儀は甲酉~癸卯
壬儀は甲巳~癸丑
癸儀は甲寅~癸亥
例として戊儀は甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉の時の代表者

この三奇と六儀を中央と八方位に配置したのが天地の十干なので六十干支の十干とは違いあり
三奇と六儀を八方位と中央の九宮に配置し甲尊を後だしするので遁甲というのはこのためでしょう。

特に甲尊の甲と対立する庚儀の庚が凶作用を作り出しています。
尊 三奇 六儀の特徴でそれぞれの概要で組み合わせの相性が良い時と下段に相性が悪い時の欠点を簡潔に書きました。
天地を占うときの参照にしてください。
十干の五行の相克とは相違あり

下図は奇門遁甲カレンダー大吉と大凶の天地の組み合わせ
例として天が甲で地が丙 甲丙は青龍返首という幸運 このように四字熟語で象意の意味が書かれています。

 天 地の干吉作用  地の干凶作用
 甲  丙 丁  
 乙  丙 丁  
 丙  甲 乙 丁 戊  庚
 丁  甲 乙 丁 戊 壬  癸
 戊  丁  
 己    
 庚    甲 丙 庚 癸
 辛    乙 庚 辛 癸
 壬  戊  
 癸  甲 戊  

下図は天地の地の十干での大吉と大凶

 地 天の干吉作用  天の干凶作用
 甲  丙 丁 癸  
 乙  丙 丁  
 丙  甲 乙  庚
 丁  甲 乙 丙 丁 戊   癸
 戊  丙 丁 壬 癸  
 己    
 庚    甲 丙 庚 辛
 辛    乙 辛 
 壬  丁  
 癸     庚 辛

天地の組み合わせの吉凶は占い師の主観が入り込み天地の象意の四字熟語も多数存在している。
十干の天地について四字熟語

下図は五行の相克と干合 ただし、奇門遁甲では十干は尊 三奇 六儀に変わるので少し違いあり