四柱推命と九星気学の違い

2021/4/10

 陰陽五行を使った占いは多数ありますが代表的な占いは四柱推命と九星気学です。
四柱推命と九星気学の違いは十干を重視する四柱推命に対し九星(九宮に五行を配当)を重視する九星気学かの違いです。
四柱推命は字のごとく四つの柱で占いますが九宮は使わない。
その四つの柱は年柱、月柱、日柱、時柱のその時の六十干で占います。
元になる柱は日柱の十干を基準に十二支の中に隠れた十干の蔵干を求める。
さらに通変星→十二運→空亡→納音・・・と複雑です。
複雑になるほど占い師の判定の数が増え同じ生年月日時間でも判定が微妙に違う場合がでてきますが精密な性格と運勢を占うことが可能です。
 九星気学は九宮(九星)に五行を配当し十二支を配置しただけの占いなので性格も時の運勢も九の中から選べばよく相性も九星の五行から選べば済みますから誰でも簡単に占いができますが大雑把であるとはいえます。
さらに九宮を使うので時の場の吉凶も占えるという利点もあり移動で開運をも占えマルチな占いです。
少しの学習で簡単に扱える九星気学は日本の俳句のような単純さが愛されるゆえんでしょう。

四柱推命の盤

2021/4/8 12時生まれ 女性

 
柱 

柱 
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柱  

干 






 











日干を丙を基準にして作盤をする
日柱は中年期
天干は丙は五行の陽の火ですから積極的で活発な知性あふれる女性です。
地支は戌は土の陽ですから我慢強くまとめることがうまい。
地通変星は正財で誠実で融通が利かない。
十二運は墓で動物占いでは23無邪気なひつじです。
さらに他の三柱との組み合わせの相克も判定するため占い師により判定に違いがでてくる。
年柱は年少期
月柱は青年期
時柱は老年期で占う場合が多い。

九星気学の盤

2021/4/8生まれ

年盤:六白金星丑年

月盤:三碧木星辰月

日盤:二黒土星戌日
通常は使わないので盤なし

傾斜法で月盤(三碧)の六白が入る北東(艮)が青年期の性格になる
下記図は定盤(五黄が中央)

の位置は定盤では北東(艮)は八白土星なので青年期は八白土星の質となる

年少期は月盤中央の三碧木星の勇気があるがかんしゃく持ち

青年期は定盤のの位置で八白土星の迷うがこうと決めたらてこでも動かない

中年期以降は年の六白金星でパワーあふれる頑固者

九星の質を覚えるだけで答えがでるという単純さ
さらに十二支の質を覚えるとより詳しくなる。
年少期の三碧木星の辰月生まれの辰は陽の土なので優柔不断の中にガンコさを秘めている
また、年の六白金星の丑年の丑は土の陰なので優柔不断さの中にさらに影が好きという自分の心を隠す質を秘めている。
六白金星のガンコさと煮え切らない迷いの質が同居しているといえます。

 このように四柱推命は四柱の組み合わせプラス天干、地支、蔵干、通変星、十二運さらには身旺か身弱、貴人、納音などの組み合わせからその人の性格や運勢を導き出すためこれらの要素の見方によりその人の性格や運勢が占い師の判断の違いで変化がでる恐れがあります。
九星気学の場合は九星と十二支での判断なので内容は深くないが単純なため扱いやすいといえるでしょう。
四柱推命の従事者は五行で最も重要な十干を使わないとは何事だといいます。
たしかに十干に重きを置くと複雑難解になることは奇門遁甲でもいえることですが場を求める九宮を代わりに使うアイディアは私は素晴らしいと思う。
九宮を使うことにより願いをかなえる人生良化の方法まで手に入れたのだから。