運勢の調べ方No.1

2021/2/27

九星気学の八卦の象意

 九星気学は陰陽五行の九宮に五行を配当しその周りに十二支を配置しただけの単純な占いです。
例えるならば5-7-5の言葉で表現する俳句のような占いです。
俳句では季語が重要であるというように九星気学でも季節は重要は役割をしています。
九星気学の運行は二十四節気の太陽横道の位置で時(年、月、日)の始まりが決まります。
九宮は陰遁と陽遁の二つの運行があり日が短くなっていく過程を陰遁といい日が長くなっていく過程を陽遁といいます。
年と月の運行は北半球では陰遁で南半球では陽遁を使うことになるのは北半球と南半球では季節が逆転するからです。
日と時間の九宮の運行は陰陽五行では十干の始まりは甲であるという決まりがあり十二支では子から開始となり九宮の陰の始まりは九紫からであり陽の始まりは一白ということで夏至と冬至から切り替わるとは違います。
(この切り替わりの法則には例外があり)
また、夏至と冬至からこのルールではなく切り替えるという選択を使う人もいます。
 このページでは年の九星(九宮に五行を配当)の運行による年の運勢の調べ方を書きます。

陰遁の各星の配置図
下記図の数字は九星を略しています(例:1は一白水星というように)

九紫火星 八白土星 七赤金星 六白金星 五黄土星 四緑木星 三碧木星 二黒土星 一白水星

上図ではは暗剣 は五黄の位置になります。

暗剣と歳破に月破と三合については後日書きます。

例えば2023年は2月4日より四緑木星年に入ります。

四緑木星年の各星の配置(三碧に暗剣が入る)

生まれた星が一白水星の人は南西に生まれ星が入ります。
この年は坤宮(南西)の象意を受けることになります。
坤宮(こんきゅう)は八卦で使われる南西で(陰)×3ので表示され象意は地です。
この影響を強く受ける年になります。
その時の運は八卦の象意と密接に関係してきます。

八卦の宮の名と表示
↑北

二十四節気の時の関係


2018年度の月日と時間です(太陽位置で年間6時間程度変化しうるう年あり)

八卦の象意

一白水星
(かん)で北の子の方位(時は大雪から冬至で真夜中23時から1時まで)
陰()の上に陽()が乗り陰に挟まれ陽が生まれる状態で象意は水
山に降る雨の水滴が岩の隙間や地表の隙間を潜り抜け困難を通して小川となり何本もの支流と交わり大河となり海へと至る。
この地下に潜り苦労を重ねることから秘密、冷徹、交わり、始まり、睡眠、暗いなどなど
一白の定位置でこの宮に生まれた時の星が入ると苦労を重ねて長い年月をかけ水が地表に出ることから病の象意が暗示さえれるといわれてきた。
この宮は表に立つより影に入ることを好み深く追求する研究者タイプの冬の夜の十二支の子の時の象意も入るので眠りの宮でもあるためミスを誘発しやすい。
特徴の一つに人間関係の交わりの良さから夜の隠れた情交の秘密を持ちやすいがあり。
離の次に坎が来るため全く対称的な離の象意を初期には引きずり違和感を感じる。

八白土星
(ごん)で北東の丑寅の方位(時は小寒から雨水まで1時から5時まで)
陰()の上に陰が乗り陽()が上をふさいでいる状態で象意は山
時が立春が入るため年の終わりであり始まりの節の時のため変化変動の状態が現れやすく過去の兌宮での状態を引きずるが変化変動の象意は付きまとう。
山ということから不動産や財産という形でも現れやすくこの宮は五行の土の要素が強いため気持ちが揺れ動きやすい所があるのと粘土を焼き固めたコチコチの柔から硬へと変化をするがこの変化がいきなり訪れる。
この変化変動は意思決定した後は振り向かない強さ秘めてる。
土の質は家庭的で家族思いが強くなり特に子煩悩な力を持つ。

三碧木星
(しん)東(卯)の方位(時は春分で5時から7時まで)
陽()の上に陰()×2がふさぐ、陽の勢いを陰が抑え込む感じで象意は雷
急激に発達する積乱雲が周りを一気に環境を変え間髪入れず稲光を発し轟を入れるという急激な興奮と暴言が起こりやすい。
稲光の如くあたらな発見や開発や挑戦を思いつくのも特徴。
ストロボのような強烈な雷光はレントゲンの如く隠れたことを映し出す作用もある。
坤宮から震宮に変わるた内向きな守りから外に飛び出す作用が働き気持ちだけが先走り周りの意見が遅れた感じでいらだつと過剰に反応し雷現象を引き起こす。
この先走りは新たな挑戦を生み出す原動力となる。

四緑木星
(そん)南東の辰巳の方位(清明から小満で7時か11時まで)
ベースの陰()が陽()×2の暴走を抑え柔らかさが周りの信頼を生む象意は風
東の木と南の火の陽連合の間に入る巽宮は安定した運気を得られます。
震宮の次に来るためパワーも持って入るので遠方まで気が届き幸運を呼び込みます(ネット関連など)。
自分をよく見せる力が働くので周りからの依頼も多くなり独身者は縁談の話も舞い込みます。
社会的にも地位をあげる作用や取引でも成功をおさめやすい力を得ます。
自分をよく見せる作用が度を過ぎると反作用として良縁も分不相応と断るなど後で後悔するなどします。
特に反作用の歳破や月破が入ると自分を強く見せようと作用するので注意が必要です。

五黄土星
中央で方位も時間も
五黄土星は八白土星や二黒土星と比べて土の作用が強い
ということはぐにゃぐにゃの粘土の時もあればカチカチの鬼瓦かという煮え切らなさとガンコさという両極端な要素
八卦には中宮には卦がありません。
中央は帝王の位置でもあり八宮の軸となる重しのかかる位置でもありどちらかというと不安定な状態の宮です。
巽宮の自分をよく見せたくなる宮から中央に入るため周りたいして自分を大きく見せたがりは八方ふさがりの原因となります。
巽宮から入るので相談事が多くなりますが虚栄心を捨てて親身に対応すると八宮の安定した軸となりさらなる評判を呼びます。
中央では見栄っ張りはつぶされ人の力になり縁の下の力持ちになれるかが発展の分かれ目となる宮です。

六白金星
(けん)北西の戌亥の方位(寒露から小雪で19時から23時まで)
陽()×3の前向きで困難にも打ち勝ち天まで上るという頑固おやじで象意は天
とにかく前に進み後ろは振り向かないという強い意志が特徴、弱きを助け強きをくじくという力が働きます。
南の水と西の金の陰連合の間に入るため前向きの頑固さパワーも倍増するという特徴がある。
このため気の強さは目上の主張に逆らい自分の主張で歯向かう恐れを知らない形で現れたりする。
中宮の次にめぐり合うので中宮で良さを発揮していれば評価は上がる。
反対に見栄を張っているとその反動が運気低下の時に大きく跳ね返り苦難を得ます。
陽の質なので陰である年配女性のアドバイスは的を得ていて解決に役立ちます。

七赤金星
(だ)西で酉の方位(白露から秋分で17時から19時まで)
陽()×2に陰()が乗る状態で陽気で収穫祭か団らんの時でもあり象意は沢
兌はお金の意味で転がり落ちて物がたまるという印象が沢であるがたまったお金は快楽を求めるため消費されることになる。
乾宮の次に入るので威勢の良さが入ってくるので積極的な力が働き社交的で明るく誘い誘われ飲食の機会も大いに増える。
そのため恋愛のチャンスも大いに出てきます。
派手な気持ちが強く気が大きくなることから衝動買いに走りやすいので注意が必要です。
ストレスの回復のためには最適でお金を上手に使って気持ちの切り替えには大いに役立ちます。

二黒土星
(こん)南西で未申の方位(小暑から処暑で19時から23時まで)
陰()×3の陰の象意が強く出て影に隠れる守りに徹する作用がなんでも包み込むやわらかな土で象意は地
坎宮(一白)の低運気の次にめぐるため実直で無難に乗り越える作用が働き苦難に耐える要素が強まるため仕事に勉学にいそしむのが特徴です。
自己主張の力は弱まり周りに同調することが安心を生むため「その他大勢」の煮え切らないスタイルを好みます。
土の質は艮(八白)と中央(五黄)と坤(二黒)があるがその中でも最もやわらかい質で自分の心を閉ざす質が強い。
この宮に星が巡ると目の前に積まれた課題をなしとげるという作用が働くので仕事の成果や技術の取得には最も適している。
東の木と南の火の陽連合と西の金と北の水の陰連合の対立のクッションの働きが土の坤宮なのでどちら就かずのあいまいさが特徴です。

九紫火星
(り)南で午の方位(芒種から夏至で11時から13時まで)
陽()の間に陰()が入る。陽から陰が芽生えた状態で陽から陰への始まりということは陽の終わりの開始から象意は離
太陽の最も活発な状態でもあるため強い光の作用は大きい。
南と北のラインは知恵に恩典が強く坎(北)は陰のシックで時間をかけた研究成果に対し離(南)はきらびやかな一瞬の輝きの成果や発展として現れる。
強烈な瞬間的な光のパワーが新は発見や隠れていたものを照らしだす作用もする。
このように一瞬の作用は強運として現れるが持続はしないので大当たりが続くことはないと心得ること。
離の特徴は離そのもので分かれの象意が強くでやすい。
身近な人との別れや転勤や引っ越し、転職といいう事が起こりやすいという現象には注意が必要です。

暗剣または暗剣殺

暗剣は五黄の反方位になり五黄の盤には五黄が中宮に入るため五黄の時は暗剣はなし。
五黄は外に飛び出すと重しのように強く押し付け悪い作用を起こします。
すると反方位の宮は重しの反動で飛び上がり思いもよらない作用を起こします。
これが暗剣で暗闇からバッサリというはじかれたような凶作用を起こすことになりやすく注意が必要となります。
五黄が中央から外にでると反方位がはじかれる

2021年は六白年です

二黒生まれは北の坎宮
九紫生まれは北東の艮宮
四緑生まれは東の震宮
五黄生まれは南西の巽宮
一白生まれは南の離宮
三碧生まれは南西の坤宮
八白生まれは西の兌宮
七赤生まれは北西の乾宮
六白生まれは中央の宮
この宮の影響を受けることになります。

このようにその年の盤から生まれ星が入る宮の象意が影響するということで占いをします。
月運も同じくその月の盤から生まれ星が入る宮で運勢の判定をします。
2021年6月は一白月なので

六白生まれは北の坎宮に入るので3月は坎宮(一白水星)の影響を受け眠りの宮なのでミスが増え慎重な行動が求められる月になります。
年運は六白は中央ですから周りに注意を払い自分勝手な行動や発言は控え縁の下の力持ちになることが安泰の時ですから今月はより慎重な注意深い行動が必要な月となります。
六白金星運勢カレンダー2021年6月5日~7月6日まで

この作用のほかに暗剣の凶作用と十二支の破の凶作用と三合の吉作用が加わります。

私のホームページ運勢カレンダーをご覧ください。
https://sub-tokoro.ssl-lolipop.jp/tokoro/ikarendal.htm