奇門遁甲で天地を使うときの十干の特徴

これは陰陽五行の原図(この図は上が北にしてあるが本来は反方位)

西
←白虎は敵方
青龍と
朱雀は
同盟関係

 古代中国では万里の長城でもわかると思いますが西方、北方には強敵が存在していました。
特に、白虎の街道を走破する西方の「汗血馬(三国志の中での話)」のスピードは手ごわかったのでしょう。

 奇門遁甲をわかりやすくすると
東の青龍の甲が主(皇帝)で敵対する王が西の白虎の庚です。
甲は敵の庚をどのように攻めるか?
また、敵の庚からどのように逃げるか?
そして同盟を結んでいるのは南の朱雀です。
ということで庚の白虎も玄武と同盟を結んでいる。
そして、中央の土(戊己)は土の特性のあいまいさでどっちにしようか?
甲(尊)の下に乙、丙、丁の三奇(参謀)そして六義(戊、己、庚、辛、壬、癸)の部下が控える。
上記は天地の効果を参照してください。

 このため白虎グループの庚辛が絡むと凶作用が強くなる(特に庚が天では吉がない)。
天地の効果を見ても六義グループが天に入ると吉が少なく凶が増えるのが奇門遁甲の十干の特徴です。

 当時の作盤についてはよくわからず、焚書やニセの情報などどれが本物かはよくわからないのが現状です。
さらに、盤の見方の解釈にも意見が分かれるなど占い師により吉凶の判定の違いがでてきます。
判断が難しいのですが、使って確かめていただくのが一番だと感じています。
(それぞれの作盤や解釈にはみなさん自信を持っていますから)

私の奇門遁甲は入門者用ですから、こちらを使ってからステップアップを目指してください。
奇門遁甲は奥が深いですよ!