奇門遁甲を使う上での注意点No.1(2011/11/9)

「起点は重要」と「動と静をあいまいにしない」について解説

奇門遁甲は出発の時を求める占いです(時は日、時間のこと)。
古代中国では、出陣のドラや太鼓を打ち鳴らす時は重要だった。
また、皇帝が外出の時も連隊を引き連れ城外へ(供養や狩猟)出る場合もこの占いを使った。

1.起点(出発点)は重要(長く滞在するほど力が強い)

この起点にどれだけ長くとどまっているかということは重要なことです。
起点がその日に変わるというような短期の滞在では効果はほとんど出てきません。
起点の力は起点での滞在の長さです。
時間の単位は2時間(1刻)ですから2時間滞在すれば(刻をまたぐので3時間ぐらいは必要)刻の権利は得ますが力は弱く効果を上げることはできないと考えたほうが良いでしょう。
時盤を使う、私は6時間ぐらいはとどまったほうが良いと思っています(12時間以上は理想)。
旅行の場合でも日々地点を変えて行く場合は最初に泊まった地点は効果をつかむことができると思いますが翌日の地点で時盤を使っても思うように効果が出にくくなるでしょう。
日盤でも地点を変える旅では翌日は日盤は使えないと思ったほうが良いです。
ただし海外のように長距離になると動き回る地点も近距離の場合は効果は小さいと思うが帰りの日盤も使える。

下記図のように毎日移動(通勤通学)や外交に出る人は起点が大雑把になるので目的地までの距離が大きく必要になる(日盤では50Km直線ぐらい)。
反対に外出の少ない人(主婦や自営)は短い距離で効果が出る(場合により10Kmぐらい直線距離でも日盤が使える)

2.動と静をあいまいにしない(起点から動き出すのが動で、目的地で滞在するのが静)

スタートしたらなるべく止まらない。(列車の待ち時間も30分を超えないようにしたほうが良い。距離により変わる)
止まらなければ大きく迂回しても効果は出る(経験から、ただし効果のでかたは小さいようです)。
信号や渋滞、乗換や停車で難しい

目的地では大きく動き回らない(休息は必要)。
目的地でも動き回ると、目的地の意味をなさなくなるので休憩(静)はしてください。
静が入れば動き楽しく遊んでかまいませんよ!(距離が長ければ静の時間も長め)
遊びに行って奇門遁甲の効果を上げるポイントは日盤では食事はゆっくりと、時盤でもお茶の時間もゆっくりと!です。

この起点からの動が持続して目的地での静が入らなければ奇門遁甲の効果は出ません。