九星気学で性格を占う

九星気学では年星が重要です。
四柱推命や紫微斗数のように年、月、日、刻で占うのではなく年星と月星で占いをします。
このため、正確さには劣りますが単純で簡単なため素早くおおよその性格を判定できます。

九星気学では年星が主(メイン)ですが年星で占うとその年に生まれた人はみんな同じ性格ということになってしまいます。
現実にはありえないでしょう。
そこで生まれた月星を判断材料にして性格を診断する。
これを傾斜法といいます。
この方式は
1.生まれた月の盤を書き出す(又は生まれ月の盤を利用する)。
2.生まれた年の星が月の盤のどの方位に入るかを調べる。
3.その方位が八卦の盤の位置の象意が性格に出る。

例として2黒の月に生まれて生まれた年の星は4緑年生まれの人は
この盤から4禄は西の兌宮に入っています(定盤では七赤金星のポジション)。
そこで八卦の兌宮を調べます。

西
恋愛・金銭
兌宮(ダキュウ)



沢、谷、欠けた碗
唇、歯、肺、気管支
末娘
飲食、恋愛、歌、ブランド品、現金、刃物

そこでこの人の性格は兌の象意がでる性格と判断します。
前回も書いたと思いますが兌はお金の意味ですからお金に縁はありますが欠けた碗というようにお金がこぼれていって溜まりません。
性格はお金を使うことが好きと判断します。
また、飲食や恋愛ブランド品から派手好きな遊び上手の人と判定できます。
そして、身体は唇、歯、肺、気管支からくち歯や呼吸器系の疾患に注意と判定します。
末娘から甘え上手で着飾るのが好きと判定します。
こちらについては
坎宮(北で1白、一白水星)傾斜
艮宮(北東で8白、八白土星)傾斜
震宮(東で3碧、三碧木星)傾斜
巽宮(南東で4禄、四緑木星)傾斜
離宮(南で9紫、九紫火星)傾斜
坤宮(南西で2黒、二黒土星)傾斜
兌宮(西で7赤、七赤金星)傾斜
乾宮(北西で6白、六白金星)傾斜(リンクミス修正2010/07/21)
上記をクリックして性格判定の判断としてください。
上記は生まれた年の星の質(性格)も兼ねています。

前回の八卦のページ

例外:年星が中央に入った場合は八卦は中央は空白です。
下表は傾斜法の早見表です。
この表は数字で盤の位置を示しています(右の数字がポジション)。

年↓月→ 1白月生 2黒月生 3碧月生 4緑月生 5黄月生 6白月生 7赤月生 8白月生 9紫月生 定盤の配置
1白年生 9離宮 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮
2黒年生 6乾宮 6乾宮 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮
3碧年生 7兌宮 6乾宮 4巽宮 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮
4緑年生 8艮宮 7兌宮 6乾宮 3震宮 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮
5黄年生 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮
6白年生 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮 2坤宮 4巽宮 3震宮 2坤宮
7赤年生 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮 8艮宮 4巽宮 3震宮
8白年生 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮 7兌宮 4巽宮
9紫年生 4巽宮 3震宮 2坤宮 1坎宮 9離宮 8艮宮 7兌宮 6乾宮 1坎宮
★本命星と月命星が共に五黄、男→7兌宮/女→6乾宮

中宮に年星が入った場合、上表の傾斜の判定とは別に月と年(同じ)の星の象意が強く出るという意見もあり占い師の判断で違います。

最近ではね生まれた年の星と月の星だけではなく日の星や時間(刻)の星まで使って占う占い師も多くなってきているらしい。
四柱推命や紫微斗数と同じ的中立を目指しているのでしょう。
でも私はどの様に占うかは良く分かりません。
私の推薦する方法は年と月は九星気学を使い日は四柱推命の12運を使うという方法です。
この方式の表計算ソフトを無料でダウンロードできるようにしようと思っています。

追伸:時々追加して書き足していますのでもう一度見直してください。

年と月の九星で占いをすると生まれた月が節(月の変わりの日)の近くだったり、生まれた年の月日も節分の近くだったりした場合、判断に迷います。
また、より性格に占いたいという欲求もあるでしょう。
九星は年星を最重要視し次に月星、日星はほとんど使いません(最近は日破などと使い始めてきていますが)。
私の推薦する性格判定は日(生まれた日)は60干支から九星ではなく四柱推命が使う12運を性格判定に取り入れるほう方位です。
生まれた日の60干支を使う12運は形を変え「動物占い」などのように使われています。

12運について