五行の水

玄武(亀のモンスター)が水の代表者です。
北を守る玄武は我慢強さナンバーワンの力持ちなのかも?

キトラ古墳の玄武は亀と蛇が絡み合った図です。
キトラ古墳壁画四神より

玄武は夜と冬を支配し北を守る守護神、色は黒




←壬(みずのえ)水の陽
命の泉を象徴する水、すべてを飲み込む激流でもある。
←癸(みずのと)水の陰
驟雨(しゅうう)やさしい雨、しっとりとした情緒。

水は蒸発し上昇して飽和し雲になり雨となって地上に降り注ぎ、その一滴から小さな小さなせせらぎが生れ小川が生まれそして川へと成長していきます。
その川はあるときは激流となり荒れ狂い、あるときはおだやかな安らぎの顔を見せしだいに大河に成長して母なる海へと下るのです。
水の表情は激しく沸騰する蒸気から冷たく凍る八重歯の剣、そしておだやかな安らぎの川や湖、また降り注ぐ雪や雨というように色々な表情を見せます。
水の質はどのようにでも溶け込める(周りに溶け込める)質も激しく激怒する質も氷のように冷たい質も合わせ持つ不思議な質です。
でも大きな特徴は神社やお寺の柱の土台に使われる亀石、須弥山(仏教の思想の境地)の土台の玄武のように我慢強さナンバーワンの質です。
そして基本は知の質ですから研究心や好奇心はとても強いのです。
 そういえば聖書でもアダムとイブは蛇にそそのかれ知の実のりんごを食べてしまったでしょう?

そして壬と癸には頼もしい部下がいるのです。
しれは「いのししさん」と「ねずみ君」干支の亥(い)と子(ね)です。

このいのししさんは干支の亥で水の陰の質です。
ねずみ君は子で水の陽の質ですから共に知的興味は強く水の質の周りとの協調の質が強い干支です。

そして九星は
一白水星(いっぱくすいせい)
一白水星は冬と夜の帝王です。
我慢強く、研究心旺盛で周りとの協調性もすばらしい!そして子供運とセックスには大変良い

玄武は風水では山や丘のイメージですが南の朱雀は反対にくぼ地という感じですから水が溜まった湿地帯や沼や湾のイメージです。
共に知のイメージとして占うと分かりやすいですよ!

この星(玄武系列)の対抗馬は朱雀であり丙と丁であり巳と午であり九紫火星です。
この玄武と朱雀の仲は燃え盛る火に注ぐ水という関係で最悪な関係です。

次に続く(今度は朱雀)