奇門遁甲を使う
時間と距離について
日盤は遠距離で長時間、時盤は短距離で短時間。
説明では50kmが時盤と日盤の目安と書いていますが、モデルは成人男性です。
外を飛び回り、外敵の動向や国内の視察をする武人や役人がモデルです(現在のビジネスマン)
外出の少ない人は10qの移動でも日盤の効果が出るでしょう。
自宅がら外出の機会が少ない人、主婦や自宅で仕事をしている人、行動範囲がせまい人は日盤の効果は10〜20qでも出てくるでしょう。
ですから、奇門遁甲を使うときには日常の行動範囲がどれくらいかを把握することが大切です。
その範囲以上から日盤の影響が強まり始める考えても良いと思います。
上の図でもわかると思いますが、短距離でも日盤の影響はゼロということではなく、ほとんど効果が出ないということです。
反対に、遠距離でも時盤の効果がゼロということではなくほとんど効果が出ないと考えてください。
日盤と時盤の干渉する時間帯はカレンダーでは★の時間帯としています。
この時間帯を五不遇時といい、日盤を使う場合は効果が出にくいので使わないことをお勧めします。
時盤も使うときには注意したほうがよいでしょう。
↓この時盤では8:56〜10:56の時間帯が五不遇時の時間帯になっています。
北の!(飛鳥跌穴)、北東の玉(玉女守門)の時盤の効果は期待できないと考えてください。
特に、北は日盤が死門で庚癸の大凶ですから、使わないほうがよいです。
滞在時間については1刻の単位は2時間ですし、1日は24時間です。基本では時盤は2時間滞在、日盤は24時間滞在となりますが?
昔の人(武人や役人)は、現地での逗留も長かったと思いますのであまり問題にはならなかった。
現在では韓国だって日帰りが可能な時代ですから使い方も変わってきています。
時盤については生活範囲の距離より少し遠いぐらいの範囲以内で滞在も2時間と限定しなくても良いと思います。
というより、目的に合わせた時間で良いと思います。
たとえば、人と会うことで使う場合はその時の相手の状態や環境で時間も変化するでしょう。
無理に、2時間その場にいなくてもよいということです。
日盤も同じで2〜3時間しか滞在しないから効果はゼロではなく、それなりの効果は期待できます。
でも、効果を期待しすぎると
「するりと逃げる」
とも、いわれています。
奇門遁甲は気楽に使うことが一番ですよ〜 ホームページに戻る