原チャリの旅
稚内から宗谷岬を経て紋別市まで
2024/10/01
ドミトリーのホテルを出発するときに、大阪からバイクで来ている青年に会う。
彼は、これから北見市まで行くという。
彼は、オホーツク沿岸の情報をおれに教えてくれる。
猿払村の道の駅のホタテはネットで有名になっているから食べたほうが良い。
ルートも注意するところなど、彼のバイクは中型バイクなのでスピードも速い。
原チャリのおれに悪路の走り方も伝授してくれた。
出発時間は6時半ごろだった。
彼が先に出発し、続いておれもあと追おう。といっても追いつけるはずはないが?
宗谷岬にやってきた。
宗谷岬は日本海とオホーツク海がミーティングしているところである
宗谷岬の灯台
宗谷岬を探索していると、バイクの彼がこれから出発するところに出会う。
宗谷岬にはホワイト・ロードなるものがあり、悪路だが彼は走ってきたという。
原チャリでも行けると思うので山からの宗谷岬の景色と、黒牛の放牧は見ごたえがあるという。
アクセル全開で急坂を登り、まがいくねった道を先に進む。
何度も、挫折しそうになるが、ホタテ貝を砕いて道路に撒いてある白い道路はぜひ見たい。
エンジンが焼け付くかと思うほど登ってきた。
ついに白い道路に到着した。
この道路は、かなりの悪路で車輪の小さなスクーターでは走り切れんと、
1㎞も走ったところでUターンした。
北海道最北端の風景
途中は県道を使い短絡して猿払に向かう。
猿払の道の駅にたどり着く。
するとバイクの彼が、これから出発するところだった。
彼が、ホタテめしは11時にならないとレストランも開かない。
あきらめて、これから北見に向かうという。
今の時間は10:30だったので30分レストランが開くまで時間がある。
彼と別れ、おれはここの無料休憩所で缶コーヒーと昨日食い残した納豆巻きを食べて時間を過ごす。
レストランに行くと11時前に開けるという。
10分前にレストランを開いてくれた。
そして、ホタテ刺身定食をおれはほおばった。
出発した稚内は風が吹き荒れていたが、ここまでくると風もなぎオホーツク海は波も穏やかで美しい。
ウミウ?も、まどろんでいる
北見神威岬 千畳岩があるという
千畳敷
板状の岩が連なっていた。
青空の中を快適に走り、オホーツク沿岸を満喫できた。
この歳になり、こんな贅沢が許される。
幸せ者だと、ありがたいことだ。
サケの遡上シーズンである。
オホーツクの沿岸にはサケ釣り用の竿が何本も浜から海に向かって並んでいる。
ひとりで、数十本の竿を管理しているのだろう。
遡上するサケも必死なら、それをとらえる人間も、これまた必死なのだろう。
川には漁業権がかかっているので手が出せないが、海にはその権利がない。
といっても、川の漁師がサケを卵から育て放流しているのだから、文句は言えん。
おこぼれ頂戴というところか?人間は難しいが竿やリールの製造販売業者はうれしい話だ。
風が吹くと、桶屋が儲かるだな。
紋別の標識が見えてきた予約したホテルには4時には着くだろう。