六十干

十干や干支(十二支)はどのようにあつかわれるのでしょう。
昔の日めくり(カレンダー)には今日は何の日?

この日は「庚午」の日というように(さらに九星は四緑木星、大安も)分かるようになっていました。
お正月近くなると本屋さんにドンと並べられる「暦」

日めくり 暮れ近づくと本屋さんの店頭に並べられる(暦)

暮れに売り出される暦を見る。

本の初めのページにはその年の年の干支と九星、吉凶方位盤が載っています。


上図では平成21年は己丑九紫と書いています。
この年は己丑(つちのえ うし)で九紫火星の年

少し分かりにくいかもしれませんが
1月元旦は干支は ひのえ うま 丙午で九星は一白と表から分かるようになっています。
月も1月5日小寒の節より月命 乙丑(きのと うし)六白金星の月と書いています。

このように時(年、月、日、さらに時間)は十干と十二支の組み合わせで使われます。
暦で使われる干支と十二支の組み合わせを六十干といいます。

六十干は十干と干支の組み合わせが60通りあるという意味です。

1 甲子 11 甲戌 21 甲申 31 甲午 41 甲辰 51 甲寅
2 乙丑 12 乙亥 22 乙酉 32 乙未 42 乙巳 52 乙卯
3 丙寅 13 丙子 23 丙戌 33 丙申 43 丙午 53 丙辰
4 丁卯 14 丁丑 24 丁亥 34 丁酉 44 丁未 54 丁巳
5 戊辰 15 戊寅 25 戊子 35 戊戌 45 戊申 55 戊午
6 己巳 16 己卯 26 己丑 36 己亥 46 己酉 56 己未
7 庚午 17 庚辰 27 庚寅 37 庚子 47 庚戌 57 庚申
8 辛未 18 辛巳 28 辛卯 38 辛丑 48 辛亥 58 辛酉
9 壬申 19 壬午 29 壬辰 39 壬寅 49 壬子 59 壬戌
10 癸酉 20 癸未 30 癸巳 40 癸卯 50 癸丑 60 癸亥

上記図がその組み合わせです。
60の癸亥の次は1の甲子に戻っていきます。

そしてこの組み合わせは甲子→甲丑→甲寅という順序で変わるとは違います。
甲子→乙丑→丙寅・・・・・癸亥→甲子というように十干も十二支も一つづつ繰り上がるので組み合わせは60の組み合わせだけということになります。

人生60年を迎えると還暦といってお祝いをしますがその意味は生れてから60の干支を乗り切ったことを示しています。
60歳からはまた生れた年の干支に戻るということです。
また、陰陽五行を生活の一部にしていた時代では大きな事件も干支が使われています。
「壬申の乱」「戊辰戦争」「辛亥革命」
甲子園球場は竣工した1924年の干支が使われたようです。

ここで疑問が?1の甲子は甲は五行は木で陰陽は+、子は五行は水で陰陽は+子は陰陽は+で修正します2010/6/27
2の乙丑は乙は木-、丑は土-
3の丙寅は丙は火+、寅は木+
4の丁卯は丁は火-、卯は木-
5の己巳は己は土+、巳は火+
陰陽は規則正しく並びますが五行はバラバラです。

そこで六十干に五行を配当した占いに納音(なっちん)という占い

次は納音