陰陽五行による理想の環境

風水の考え方

風水は主に地形を占う占いです。
どこに首都を作るか?どこに墓を作るか?を占う占いですが現在では住まいを占うことが主流でしょう。
香港では会社と会社の間で風水を利用した相手を倒す占いまでに発展しているという。

ではその基本原理
玄武は北の守護神
亀と蛇が合体した空想の神(怪獣というか?)
甲羅が完全な防御を意味し微動だにしないということから山を連想(丘でも凸の意味でもあり)

東は青龍
四神の中では最もと尊いとされ幸運のシンボルでもあり
本来は山であったが現在は河川、川は龍のごとく曲がりくねり荒れ狂う洪水を引き起こすが恵の肥沃な大地を作り上げる。
農作にも、国作りにも、輸送にも河川は大きな力を発揮するでしょう。

南は朱雀
北の凸(山)に対して凹(低地)で平野や広い湖水や海。

西は白虎
本来は山、現在は街道や高速道路
白虎は凶作用が強いので白虎が強すぎると危険をもたらす。

下記図は四神相応の図(四神は玄武、青龍、朱雀、白虎で中央が理想の都)



北の山(玄武)が邪気の侵入を防ぐバリアーで初期の時代は西の山(白虎)が西からの邪気を東の山(青龍)が防御し南の平野(凹)が恵みをもたらしたのでしょう。
時代が変わって西は街道で情報や交易で富をもたらし(シルクロード)東の大河は上流から肥沃な養分を平野にもたらすというように変わってきたようです。
農作には東の山と西の山は太陽の日照時間が短くなるのを嫌ったのかも?
都を維持するためには多くの人間の食糧庫は大切だったでしょうから

時の権力者は死後も権力を維持したいと痛切に願ったと思われる。
秦の始皇帝の兵馬俑庚のスケールの大きさには圧倒されますから
(昔、ツアーで西安を訪れた時にビックリしたものだ)
その前に訪ねた皇帝の墓といわれてもピンとこないスケールの大きさだった。
墓ではなくそれは山だった。息切れするほど階段を上った記憶がある。


次は気の流れについて