東洋占いは陰陽五行にありNo.2

2020/1/22

季節と陰陽五行とお互いの相性

 中国の陰陽五行思想は万物はいや森羅万象までが陰陽五行で成り立つという思想です。
その源は陰と陽という相対する白と言えば黒、熱いといえば寒い、大といえば小という思想です。
この思想に木火土金水から万物は成り立つという五行説に相生相克論が加わり完成されたのが陰陽五行思想です。
相生とは木は火を生じ火は土を生じ土は金を生じ金は水を生じ水は土を生ずる
相克とは木は土を克し土は水を克し水は火を克し火は金を克し金は木を克す。
五行の良い関係と悪い関係がすべてにおいて成り立つということです。

陰陽について
「陰極まれば陽、陽きわまれば陰」と説明していますがこの意味についても解説します。

 その源は陰と陽という相対する白と言えば黒、熱いといえば寒い、大といえば小というがどちらかが欠けてもなりたたないという思想です。
一年を通した太陽の運行から陰陽を解説します。

太陽は夏至(昼が一番長い日)から陰が生まれ冬至(夜が一番長い日)に陰が最大になりその瞬間に陽が生まれる。
冬至より陽が生まれ夏至に陽は最大になりその瞬間に陰が生まれ循環するという考えです。
東洋占いでは重要なポイントです。


昼が一番長い夏至と夜が一番長い冬至、その中間が春分と秋分

観測地点から陰の発生を見ると


観測地点から陽の発生は

●ポイント
陰は夏至→冬至
陽は冬至→夏至
陰は日が短くなり寒くなる
陽は日が長くなり暑くなる
このように全く正反対の質が陰と陽ですがどちらが欠けても成り立たない。
陰極まれば陽陽極まれば陰という関係です。
陰から陽が生まれ陽から陰が生まれる


陰と陽は対立する関係である。

相反する関係が陰と陽


一日の中では太陽が真南に昇った時から夜(陰)が生まれて相反する真夜中に昼(陽)が生まれる。

五行の関係では

この現象を五行では(一年を通じて)
冬至が水 春分が木 夏至が火 秋分が金が1年のサイクルです。
太陽通り道を太陽黄経といい0度が春分、90度が夏至、180度が秋分、270度が冬至
陰陽五行占いは二十四節気が季節の変わり目となります。
(黄経:太陽が天球上を通る経路を等角に分割した座標)
気学や奇門遁甲では24節気は重要で1年は立春から始まります。

水と火、木と金は季節が正反対のため対立する関係にある


土は方位も節期もなく相克の間に入り対立を和らげるクッションの役目をしている。
だが水が木を生じ(成長させ)木は火を生じ(燃え上がらせ)次の火は金を生じではなく金を溶解させる(克)の関係になる
そこであいまいな土が入りこの関係を断ち切る。


土は時も方向もはっきりしないが相生相克論では重要な役目をします。
特に陰と陽の関係は強く対立するが土が対立の衝撃を止める役目をしている。
火(陽最大値)から金(火が金を溶かす)は強い敵対の関係です。


土の役目は敵対関係の間に入って仲を取り持つことです。
火が金を溶かす関係に土が割り込んで仲を取り持つ

土は十二支では季節の間(あいまいな時)に入り次の季節につなぐ役目をしている。

相克の関係では土は木と水の間に入り悪い作用が連鎖することになる。
火と金の間に入り攻撃(凶)を防いだ土は
反対に防御(凶)の関係では水と木の間に入る。
土の役目は木と火の陽グループと金と水の陰グループの仲を取り持つ重要な存在ということです。

×××××・・・・・・・


この五行の相克(相生相克)は重要なのでしっかりマスターしてください。
←重要
最初に木ありきなので木から時計回りに書く
この図が描けるようにすることが相克をマスターするポイントです。
→の方向はより強く作用する方向なので一緒に覚えておきましょう。

東洋占いは陰陽五行にありNo.1


9星・気学の占いだよ!    占い教室    Q&Abブログ