効果が出にくいNo.2

20222/2/23

 夏至と冬至は日の出折り返し点で移動距離が小さく陰と陽があいまいになる

 日盤については「方位効果が出にくい時期」に記載しましたが時盤も含めてもう少し詳しく書きます。

年盤と月盤は北半球は陰で陰遁(9紫→8白→7赤→6白→5黄→4緑→3碧→2黒→1白→9紫→8白→・・・)と極が反転しない限り連続します。
日盤と時盤は夏至から陰遁開始で冬至から反対の陽遁開始が基本ですが十干 十二支 九宮が1順するには隠遁では甲子9紫から始まり癸亥1白まで180回で一巡し陰遁開始は甲子9紫が基本であり陽遁開始が甲子1白となると180×2=360で1年は約365.25日なので約5.25日の補正をするためにあの手この手を使うことは前回説明した通りです。
 日盤で陰陽開始日と時盤の陰陽開始は同一日とは限りません。
日盤と時盤の甲子9紫及び甲子1白が異なっているためです。
日盤と日盤を使う場合は共に連動しています(親子の関係に近い)ので日盤が隠遁で時盤が陽遁だったりする可能性も逆の可能性もあります。
 何より夏至から陰が生まれる(隠遁が始まる)冬至から陽が生まれる(陽遁が始まる)といっても夏至は陽の場であり冬至は陰の場です。


上図は9宮の1年間を表した。
前回は12支で説明したが12区切りは見にくいため今回は9宮で説明します。
3碧と7赤は日の出の位置は日々 大きく変化します。
でも9紫(夏至)と冬至(1白)では移動の変化はほとんどなく夏至と冬至では折り返すためほとんど移動しません。
太陽の日の出の位置が変化が小さいこと夏至は陽の場ですが陰遁が始まり冬至は陰の場なのに陽遁が始まるということもあり混とんとしているため効果の確認も難しいのです。

2023年夏至(6/21 24時)は陽遁終了は7月4日癸亥で陰遁開始は7月5日甲子です。

時盤の切り替わりは6月19日23時甲子からです。

時盤は6月20日より陰遁になるが日盤は7月4日までは陽遁というように同じ日の盤でありながら時盤は陰で日盤は陽で作盤するようになります。
この夏至の約6月21日と冬至の約12月21日の前後1~2週間は期待しないで使いましょう。
十干の甲は甲尊として特別な存在なのですから
例外はあるが甲よりすべてが始まるということです。