陰陽五行の仕組み No.1

2020/3/29

 陰陽五行(九星気学と奇門遁甲)がいつどんな影響が起こるかということを書こうと思う。
その基本を書くので気学や奇門遁甲に生かしてほしい。

 初めに陰陽とは

 太陽と地球の位置関係(太陽黄経)がポイントになります。
夏至(太陽黄経90度)1年で日照時間が最大の時(陽の頂点)から陰が始まります。
この時を境に夜(冬)の世界に入っていきます。
冬至(太陽黄経270度)1年で日照時間が最小の時(陰の頂点)から陽が始まり夏至の時までが陰の支配する期間になります。
古典にある「陰極まれば陽、陽極まれば陰」ということです。

↑北

あくまでも夏至の時点から陰に向かい始めるということなので夏至を過ぎたら陰ということではなありません。
陰の要素が増えてくる。
反対に冬至の時点が陰の最大値でありこの時を過ぎたら陽の要素が芽生え増え始めるということです。


冬至(太陽黄経270°)過ぎると→気持ちが外に向かい始めるその最大値は夏至(太陽黄経90°)
冬至が気持ちが内に閉じ込められる最大値で夏至を過ぎると内向的な気持ちが芽生え始め徐々に大きくなり冬至で外向きな値を駆逐し内向きな値が最大値となる。
この繰り返しが延々と続くのが陰陽です

重要:気学も奇門遁甲も24節気を利用した太陽カレンダーですから基本では冬至から(陽の間違い) の方向へ向かい夏至から(陰の間違い)の方向へ向かう。(修正2021/10/27)
陰陽五行では甲子が頭であり陰に向かう場合は九紫から陽に向かう場合は一白からという原則がある。
冬至に近い甲子一白から陽に向かい始め夏至に近い甲子九紫から陰に向かい始めるが例外あり
私のページではこの原則を使っているが冬至の時点から陽に向かい夏至の時点から陰に向かう方式もあり。

使うときの注意点:24節気の節期で盤上では切り替えをするが節期の前後は前の節気の影響が残るので使いにくい。

  陰の質と陽の質

質の原点は陰が内向的な影に入る守りの姿勢に対して陽は外交的で表に出て攻撃の姿勢になります。

 思いつくまま要素を取り出してみました。

   重い  遅い  長い  データーベース(蓄積)  シック(能)




     万里の長城
   
 




     駅中イミグレーション

国境イミグレーション
タイ 歩いて5歩でマレーシア
   
   軽い  早い  短い  検索(一瞬で抜き出し)  ゴージャス(歌舞伎)

この内向きと外向きの象意は五行にも当てはまり重要です。
陰は暗いタイプで一歩下がり控えめで防御を重視します。

陰陽の陰が先は命を守り切るという思想だと思われる。

難解なところはこの混ざりぐわいの判断です。
どちらの要素が強いか?
基本は冬至が陰で夏至が陽の最大値ですがこの要素が五行に入り込んでくると五行の対立関係(相克)の場合と節気の場合も五行の組み合わせの力量も影響してくる。

最後に陰陽は1日では南中時が陽の最大値で陰が芽生える時でもあり太陽時間0時が陰の最大値で陽の芽生えの時というように陰と陽の要素はいたるところの出てくきます。

次は五行についてを書きます。

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