陰陽五行の仕組み No.4

2020/4/12

十干

 陰陽五行は陰と陽を分類した五行を分類した十干さらに分類した十二支そのほかに飛宮(場の変化)する九宮(気学では九星)があります。
(2→5→10→12 という分類になる)

九宮(九星)については占い教室でて詳しく解説しています。

十干は甲(きのえ) 乙(きのと) 丙(ひのえ) 丁(ひのと) 戊(つちのえ) 己(つちのと) 庚(かのえ) 辛(かのと) 壬(みずのえ) 癸(みずのと)です。
2極の陰と陽から五行に分類しその五行から十干が発生している。

十干のいつどこでどんな?

上図のようにより細かく具体的になってきます。

     甲(きのえ)
甲は木の陽
木の正面から力で押し込むタイプに陽の強気で強引に相手を押し倒す 
 乙(きのと)
 乙は木の陰
木で正面から力で押し込むタイプだが陰のため相手を倒しても逃げ道を与えるやさしさを持つ
 火    丙(ひのえ)
 丙は火の陽
火の知恵のひらめきと華麗タイプの陽なので表舞台で学芸術を見せつける
 丁(ひのと)
 丁は火の陰
火の知恵とひらめきの華麗タイプの陰なのでそれとなく学芸術を思い知らす
   戊(つちのえ)
 戊は土の陽
土のあいまいなタイプの陽なのであいまいさにも芯があり曲げない力を持つ
 己(つちのと)
 己は土の陰
土のあいまいなタイプの陰なのであくまでもあいまいさを演じ芯を隠し表に出さない
 金    庚(かのえ)
 庚は金の陽
金の技とテクニックで押し込むタイプの陽なので一気に相手を切り倒し打ちのめす
 辛(かのと)
 辛は金の陰
金の技とテクニックで押し込むタイプの陰なので一気に相手を倒しても逃げ道を与えるやさしさを持つ
 水    壬(みずのえ)
 壬は水の陽
水の学芸術の基礎を積み重ねたいぶし銀タイプの陽なのでシックなふるまいを見せつける
 癸(みずのと)
 癸は水の陰
水の学芸術の基礎を積み重ねたいぶし銀タイプの陰なのでシックなふるまいをそれとなく知らしめる

とりとめもなく書いたが感じ取っていただけたらと思います。

 十干ですがスタートは「甲」から始まるということです。
五行 木の「甲」の時に生まれた皇帝が制定したのではということでは?ということで春分は太陽黄経0度から陰陽五行の1年は始まります。
(中華圏の旧正月は太陽太陰暦のためずれあり)
 気学では十干を配置しない人が多いので無視する人が多いが十二支を入れた六十干支(60干)は占いを学ぶ最初の関門です。
甲(木)の対宮が庚(金)なので庚の扱いは敵対勢力と扱われる場合もあり。
 奇門遁甲では甲は尊として扱い乙・丙・丁を三奇といて特別視する。
作盤方法も甲ありきの方式をとる。
気学では特別な作盤はしない(といっても作盤が単純ではあり)。
この十干は木で例えれば幹であり十二支が枝に例えるので重要です。