陰陽五行の仕組み No.6

2020/4/20

六十干

 十干と十二支は時(年、月、日、時間)は甲子→乙丑→丙寅→丁卯→戊辰→己巳→・・・・癸亥→甲子→乙丑→丙寅・・・∞∞

 60回を時と共に永遠に繰り返す。
この組み合わせはと10と12の組み合わせなので甲は陽で子も陽、乙は陰で丑も陰というように陽と陽、陰と陰の組み合わせで成り立ち陽と陰の組み合わせは存在しません。
陽と陽の組み合わせは前向きで強気で推し進め 陰と陰の組み合わせは控えめで守りを重視という感じになることはわかる。
五行の組み合わせも甲は木なら子は水、乙は木なら丑は土、丙は火なら寅は木というようにバラバラの組み合わせになりどんな質かがわからなくなります。
そこでこの組み合わせに五行を配当した占いが納音(なっちん)です。

五行木 火 土 〇金 ●水  陰と陽陽 

納音は60干を五行に区分けし五行の状態を3文字を当てて30に分類した。

十干を主として五行を分類した納音
1甲子と2乙丑は海中金に対し31甲午と32乙未は沙中金としている。
子の反方位は午、丑の反方位は未という関係で海の中の金か沙の中の金というように同じ金でありながら違いを示している。
同じく木である11甲戌と12乙亥に十二支の反方位41甲辰と42乙巳は火だが山頭火と覆燈火というように山頂で燃える火と覆い隠された燈篭の火
さらに21甲申と22乙酉に対して十二支の反方位51甲寅と52乙卯は水だが井泉水に大渓水に同じ水でも井戸の水と渓谷の水では意味が正反対という組み合わせ

9壬申 10癸酉の劔鋒金の劔は「つるぎ」剣  
47庚戌 48辛亥の釼釧金の釼は釼釧は金属かんざしと腕輪などのキラキラした装身具
25戊子 26己丑の霹靂は急に雷が激しくなることで青天のへきれき
先に書いたように表の右と左では同じ五行でも十二支が反方位なので反対の意味になっている

納音の言葉の意味については検索していただければ多くの解釈を見ることができます。