H17年6月9日

 私たちの寝台夜行列車はAM7時にチェンマイ駅に定刻に到着した。
食堂車からトムヤンクンとビールを飲んで帰ってバタンキューの私でしたが、揺れもひどく熟睡は無理だったようで、さすがに疲れている。
 今日はこのチェンマイで私とスーの大切な知人(神谷さん)の結婚式と披露宴の日です。
琴さんと落ち合い琴さんが用意したチェンマイの民族衣装に着替え私たちは結婚式に出発します。

 最近はチェンマイの結婚式もホテルなどを使う豪華な結婚式が多くなってきているそうですが神谷さんは今までのしきたりに従った結婚式を選びました。
奥様の名前はワサナさん、鈴木さんの妹さんです。鈴木さん(チェンマイ出身)は日本の方と結婚しお子様が1人、神谷さんのご近所に住んでいます。
日本ではワサナさんの力強い味方になることでしょう。
ワサナさんと神谷さん(神谷さんはタイ式結婚式に従ってお化粧をしています。
結婚式は仏式で二人は白い紐で仏壇、供養物、お坊さん(多数)と結ばれています。
お坊さんのお経が延々と続いています。

二人を結ぶ糸 聖水を注ぐ二人
聖水を二人にかける、集まった人々にも 親戚の人々、外にも沢山の方が集まっている
ご両親に頭を下げる二人 そして昼食会が(最初は二人が皿に取る)

チェンマイの結婚式でのポイントは二人を結ぶ糸、そして聖水をふり掛けることのようです。
聖水は集まった私たちや親戚の人にも勢い良くお坊さんは振り掛けます。
二人の手首は糸が何重にも巻かれていました。
タイの人々はご両親や親戚の人たちとのつながり、ご近所も含めてですが昔の日本のようにとても強い感じました。
 昼食会はタイ式料理をご近所の方々が総出で楽しそうに用意をしていました。
最初に、式を挙げた二人が皿に盛ります。その後みんなが続きます。
沢山用意した食事も大集団では瞬く間に少なくなっていきます。
ここではお皿半分にご飯を載せその隣におかずを好きなだけ載せて好きな薬味(数が多い)唐辛子の酢付けやにんにく、パクチー(香草)、たまねぎ、ナンプラー(魚の醤油)、唐辛子の粉末、生野菜(きゅうりなど)・・・・・をふりかけスプーンとフォークでかき混ぜていただきます。
そのほかに中華風の卵や豚肉の煮付け(おでん風)、スープ(ナンプラーで味付け)、豪華な昼食会です。
味は私たちのためにパクチーを少なめしていたようです。
パクチー(香草でコリアンダーの事)はせり科の植物で独特の香りがしますが始めて食べたときは子供がセロリを嫌うように食べにくいのですが私とスーはこの味が異国を思い気に入っています。
さすがに美味しくチェンマイを満喫した私とスーです。

私たちは昼食パーティー後、いったんホテルに戻ることにしました。
ヒロが始めての海外旅行でバンコックで走りすぎ(チャイナタウンを積極的に歩いていた)か、体調を崩しホテルで仮眠をとらせることにした。
私とスーも夕方まで時間があるので仮眠?私たちはホテルの部屋で缶ビールで乾杯です。

         今日の主役↑
右から神谷さんご夫妻、琴さんの親友マリットさん、ワサナさんのお母さん、新婚さん二人、となりが琴さん、マリットさんのお嬢さん、一番左がワサナさんのお姉さん(日本で結婚し現在は鈴木さん)

さー、パーティーの始まりです。
ここでも、子供たちが料理の手伝い、パーティー会場の用意、周りの掃除と大活躍です。
最初に司会者が新婚さんの紹介から始まり、次々と挨拶(日本の結婚式のような長いスピーチは無く非常にかんたんで場を盛り上げるようです)。
宴会が始まり最初に私が日本民謡(ソウラン節、本当は「おてもやん」を歌いたかったのですが歌詞が思い出せない!)を歌ってしまったー。
カラオケが始まりましたが私たちに気を使って英語の歌(ビートルズ・ナンバーなど)を歌っていましたがそのうちタイの歌になると近所のおばさんが踊りだします。
私も引っ張り出されて踊りの中で手足をバタバタさせています。

豚バラの串焼き、子供が手伝っている。
パーティーのメイン料理で美味かった!
麺のたれを用意している
最後の準備 主役(最初は二人から)が始めに皿に取る
次々とお客様が着始めます。 いよいよパーティーの始まり
二人の挨拶(お姉さんがタイ語に訳します) 歌が始まり盛り上がりを見せます
ホテルまでお見送り(二人はスイートルームに) そして私とスーはナイトバザールに
昆虫の佃煮 甘いお菓子

今日の結婚式はこれでおしまい。
私とスーはヒロが寝ている一部屋 350バーツ(約 1,000円 )のPlaza In ホテルに帰ります。

次の日に続く