ミャンマーの港町ベイ

2017/2/24

 バスや徒歩で国境を超えることの醍醐味は違う文化に瞬時に触れることができる点だ。
ドラえもんの「どこでもドア」のように国境を超えると違う世界が待っている。
マレーシアからタイの国境を超えるとモスクからバコダの文化圏に変わる。
それに従いぺジャブ姿の女性から半袖スカートの女性に変わります。
ただマレーシアとタイは食事や物価の違いはさほど感じなかった。
タイからミャンマーへ「国境」をくぐると全く異質の世界が現れます。
ミャンマーはやっと内戦が終わりスーチー女史がこれから新しいミャンマーを作り上げようともがいている最中の国です。
一気に50年前にタイムスリップした感じにとらわれる。
港の船は木造船がほとんどだししかも小さい。
車も使い古しの日本の中古車がほとんどを占めている。
人々はトラックの荷台がバス変わり(タイのソンティックの原型という感じ)。
服装もミャンマー独特のロンジーという巻きスカートに変わる。
お金の価値も一気に変わりマレーシアではリンギット(この時点では1リンギット25円)
タイではバーツ(1バーツ3円)
ミャンマーではチャット(1チャット0.08円)アバウトに1000チャットを100円という感じで使うようにした。
陸路国境越えはドラえもんの「どこでもドア―」のようにエキサイトを味わう瞬間なのです。

 ここミャンマー南部の港町ベイまでは国境の街コウータンからミニバスで揺られるというより振り回されるという感じの過酷な旅だった。
しかし後2年もたてば道路は拡張され新設され時間もぐっと短縮されることだろう。
今はジェットコースターのような曲がりくねったアップダウンが延々と続いている道路ではあるけれど。
そうなると旅人もここは未知のゾーンに入るあこがれの場所になるに違いない。
このルートで会ったヨーロッパ人はたった1人だけだった。
まだ20代であろう若いヨーロッパからここまで来た男性を見て彼もこの小さなミニバスに現地の人に挟まれて国境の街コータンまで不安と期待と孤独のはざまでの旅が彼の精神力にどれほど貢献するかその見聞がどれほど役に立つか人生の旅でもきっと役に立つ旅をしている。
12時間のバスの旅は人生の旅かも?

それではベイの街から

バコダが丘の上に港町ベイ


ベイの街


のどかな南国の風がここちよい


このトラックがベイの人々のバスになっている (ここはバスストップ)


今にも壊れそうだが現役で頑張る (バスの形をしたバス)


今日一番 港町ベイのシーバスのから揚げ


エビとトマトのあんかけ風 大変おいしゅうございました 大満足の港町ベイの味


明日はヤンゴンに飛行機で飛びます。