バンコック

2018/4/29

 ホーチミン・デタム通りのこのホテル DDAホテルデストリクト1はデタムの中心街にあるホテルだ。
値段も3500円と高いが部屋は狭いし窓ナシの私の好きになれないホテルだった。
部屋を見てチェンジを要求したが却下され、この場所ではこの価格は当たり前なのだろう。
夜中も眠らない街これが社会主義国家とは資本主義に毒され切った浪費の街でもある。
でも朝食付きなので私はおかゆをスーは目玉焼きにパンを選んでゆっくりとコーヒーをいただき最上階に食堂のあるホテルの窓から外を眺めている。
3年前よりまたビルが増えた。この街もさらに巨大になっていくのだろう。
ホテルのチェックアウト時間は12時なのでその時間まではホテルに滞在して空港に向かうことにしていた。
バンコックに飛ぶエアアジアはすでにウエーブチェックインは終了している。
チェックシートは紙に印刷せよと指定されていたのでDDA1ホテルのチェックアウトの時にUSBメモリーにチェックシートのPDFをコピーしてUSBから印刷してもらいタクシーで空港に向かった。

 昼食は空港の中でフランスパンに具を挟んだのが私、スーはサンドイッチをコーヒーで食べる。
どうも東南アジアはコーヒー豆はラオスでもベトナムでも栽培しているのに美味しいコーヒーを飲めない。
という私はセブンイレブンの100円コーヒーが一番うまいというコーヒー音痴なので自信はないがスーはコーヒーについては砂糖も入れないで飲むという自信家だ。
ただしアジアでは紅茶やコーヒーに砂糖を入れない人間は変人?とみられることが多いが・・・
チャイ(茶)の文化圏なのでコーヒーはサンドイッチよりも高い。そしてまずい(本格的なところでコーヒーを飲んでいないのであてずっぽうではあり)

 何の問題もなくエアアジアの機体はバンコック・ドンファン空港に夕方の4時過ぎには着いたと思う。
このドンファン空港は国内線専用の空港だったのだがLCCの発展に伴い国際線としてエアアジアなどに振り向けた空港である。
バンコックというと思い出すのは道路の渋滞で空港からどの方法が安くて速いかでいつも悩む。
今回も前回使用した方式で空港からA1バスでMTBモーチット駅まで(この区間は高速道路なので早い)MTBは高架線だが同じところから地下鉄のチャットチャウク・パーク駅があるのでこれを利用して地下鉄でホアランホーン駅(最終駅)まで行く。
駅から地上に上がると目の前に安宿スリクルーンがあるという。
イミグレーションなど時間がかかって安宿スリクルーンに着いたのは夜の7時だった。
もう安宿とはいえない値段で朝食付き1泊3500だという。
ぼろぼろの宿も結構手を加えていて冷蔵庫や薄型TVに 床も張り替え ペンキも塗りなおしてはいるが古いことだけは隠し切れない。

 バンコックのこの安宿に落ち着くとなぜかホッとして肩の力も一気に抜ける。
窓からはホワランホーンの駅(日本でいえば上野駅)隣は日本人がたむろするハッポンの隣の高層ビルも見える。
チャイナタウンは歩いて5分とかからないチャイナタウンエリアだ。

 今夜の晩御飯は屋台飯で終わる。



デタムDD1ホテルの7階から高層ビルがにょきにょきと出現していた(ホーチミン)。


地下鉄の終着駅 タイ国鉄の始発駅ホアランホーン駅(昔の上野駅の感じでここから東北地方に電車が向かう)


色を塗り替えてきれいに見えるがぼろぼろホテルのスリクルーン
何度も泊まっているのでなぜか愛着を感じます。


焼き豚(屋台飯)美味い~


以前はホアランホーンに夜な夜な出現する天秤棒で売りに来るご座敷の夜店で売られたいたパパイヤサラダ(ソムタム)
今は全国区に昇格されどこの屋台でも食べられる 今日一番のソムタム

 この旅も明後日はドンファン空港からエアアジアで飛べば成田空港に・・・・
ついに旅の本当の終わりがやってきた。

 今回は奇門遁甲カレンダーの4月13日の日盤西の杜門(八門)を試したような旅だった。
中国西のはずれ麗江の銀行での両替(銀行員に振り回されるが両替はできた)が事の始まりだったのかもしれない。
ラオスの北のルアンババーンからラオスの南のパクセーにラオ・エアーラインで向かうはずだったのに・・・・
ラオスのビエンチャン(首都)で1泊し翌日パクセーに向かうというトラブル・・・・応えました。
強烈な雷雨がラオ・エアーラインのシステムダウンではどうにもならないというより飛ばなくてホッとしたのも事実です。
あの強烈な大きな看板までなぎ倒した雷雨の中を双発の小型プロペラ機が飛ぶなんて無謀すぎると今でも思っています。
門が閉ざされているという杜門だからかもしれない。

 今悩んでいることが!孫のお土産を買っていない。
というより孫好みのお土産が探してもないのです。
私には4人の孫がいます。
一番上は高校生なのでお金?で解決できる。
一番下も生まれて4か月なので?解決できる。
5年生と3年生の2人の孫は私の帰りを首を長くして待っているだろう。
普段から私とスーは現地のお土産は一切買わない主義です。
お土産屋で食べておいしいと思って持ち帰ると日本で食べると家族がこれな~に?まずいよ~
現地で食べてこその味なのです。
ねっとりした空気が汗がにじみだし現地の子供たちが裸足で走り回りニワトリが騒ぎ犬がうつろな目つき寝そべっている。
豚もほっつき歩きその横ではおじいさんが昼寝をしている。
炭火で焼かれた得体のしれない肉の味が漂い私は子供たちと戯れている。
商売熱心なおかみさんや娘さんがその肉のかけらを食えという。
これが本当に美味いのだ!
山の幸もところ狭しと並んでいる。
川海苔が香ばしいにおいを立てている。
食堂にはなんだかわからんものが湯気を出して並んでいる。
その椅子に腰かけわからんものを指さして作ってもらう。
そこの今でしか味わえない味に感激する旅が私のスタイルなんだから当然かもしれないな~
スーが現地の小銭を用意してくれている。
今回も現地通貨で乗り切ろうと思っているが・・・
果たして孫たちは認めてくれるか?

明日は日本に向けての準備(本当は何もなし)というか休憩をして帰りに備えます。

 私の旅は終わりになりました。

あとがき