イポーからペナン島のジョージタウンに

2019/1/14

 昔の旅行とは違ってきてところがある。
歳のせいかそれとも旅なれてきたせいか体力が落ちてきたせいか・・そのすべてだと思うのだが家での生活スタイルとは正反対の生活スタイルになっている。
朝の目覚めは早いのだが頭の中で過去未来現在と走馬燈がグルグル回転していてうたた寝を繰り返している。
それが嫌ではなく反対に浸りきっている。
今朝も行動を開始したのは9時頃だった。
Dイースタン(ホテル)は繁華街のど真ん中なので外に出れば何でもすぐに調達できる立地条件はGoodなので朝飯もふらっと出ればすぐに出会えるというそんなところにある。
今朝は飲茶を食べようとうつらうつらのもうろう頭で考えていた。
飲茶もホテルの100m圏内にある。
この飲茶屋は大混雑だったが店員に1人だというとすぐに相席に案内してくれた。
茶は雲南省の旅で味わった「プーアル茶」にした。
店員がお盆に乗せて蒸したての器を運んでくるので好きなものをチョイスすれば伝票に書き込む飲茶スタイルだったがこの混雑でははワゴンで運ぶのではなくお盆にのせて客に見せるという方式だがこのほうが地元に愛された方式なのだろう。
何を食べてもうまい。
2人ならもっとたくさんの種類を分け合ってた食べることができるのに、と頭の中をよぎる。

 旅をしていると思い込みで失敗することが歳を取るほど増えてきた。
私の頭の中では列車は13時にイポー駅だと思っていたので12時にホテルをチェックアウトした。
駅まではタクシーで15分ぐらいかしら15リンギット(400円しない)で交渉し駅まで来た。
というのはイポーのタクシーにはメーターがついていないので交渉は絶対に必要なのだ。
駅についてKTM(マレー鉄道)ネット予約し印刷したチケットには13:54と書いてある。
イポー駅前は広場が広がる何にもないエリアでここで1時間半近く費やすことになった。

 それにしてもアジアの列車は寒い!
まるで冷蔵庫の中のプリンのようにプルプルと寒さに震えるがヨーロッパの連中は半そで半ズボンで平気なのには驚く。
体質が違うのかな〜
長袖のシャツを半そでのシャツの上から着て膝には冬用のジャンバーをかけてこの寒さに私は耐える。

 ペナン島は島なのでそこまでは終着駅(バスワース)からフェリーで渡るのだがバックパッカーの連中が道案内してくれた。
フェリーは50円ぐらいだったと思う。
バス乗り場について宿の住所を見せると101バスに乗れと係はいうので乗り場に行くと周りの人が101はこっちだよと親切だ。
バスが来て運転手に住所を見せると一番前の席に座れという。
バス代も50円ぐらいで宿の近くに来たらしい運転手がここで降りろといい指をさして向こうに歩けと教えてくれる。
ジョージタウンは旅人にやさしい!
このあとはgoogle地図が道案内をしてくれる。
アゴダ(ネット予約)のホテルは路地裏とかここがホテルというところかかなり難解なところにあるが今回のホテルはわかりやすいところが多かった。
LinkHotelが今回のホテルで立地がよいという条件で選んだホテルだったがまさにホテルをでて数メートル先の交差点から食堂街が広がりジョージタウン・コムタまでも歩いて10分ぐらいの私好みの場所である。
が、デポジット50リンギット(1300円ぐらい)これはチックアウトの時に戻るがペナン島の条例で30リンギット(800円ぐらい)は没収するとホテルの女の子はかわいい笑顔で私からお金をもぎ取った。
1泊2500円ぐらいの安宿だが設備はシンガポールの宿と同程度なのは仕方がないが清潔でスタッフも親切なのはうれしい。
マレーシアリンギットを日本で1万円両替してきたがJB(ジョホールバル)からイポーと旅をして来るうちにマレーシアリンギットお金の残高が少なくなってきた。
タクシーを使ったりおいしいものを食べたりしているからかな〜と思うけれどキャッシングするか両替するかしなくてはいけない。
ホテル周りの探索を兼ね両替にしようと思い気軽に1万円札を財布に入れて身軽に出かけた。
この時も財布にはクレジットカード(デイビット)とも入っているつもりでいた。
ジョージタウンのシンボルタワーのコムタで両替と銀行を見たとたんパスポートを忘れてきたことに気が付く。
ATMでキャッシングに切り替えと財布を見るとカードをパスポートと一緒に入れたことに気が付く。
俺は何のためにここに来たの?
ジョージタウン探索でしょう〜とあきらめ少額だが2000円ぐらいは使えるのでこれだけあればおなか一杯ビールだって幸せになれると途中の屋台でさっそく食べてホテルに戻ってきた。
でも時間も早いしさらに探索もしたくなったので今度はパスポートとクレジットカードを持ってホテルの女の子に両替とキャッシングの場所を聞いて再度出かけると空には嫌な雲がでてきていた。
昨日のタクシーの運転手がこれと同じ雲を見てもうすぐ雨が降るとからというので早めにホテルに帰ったら間もなく豪雨が降ってきた。
こちらの雨はシトシチピッチャンといつまでも降り続く雨ではなく行きなりドバット降ってきてさ〜っと去っていく雨なので雨宿りをすれば問題ないという感じかしら誰も傘を持っていません。
ホテルのおじさんに空を指さすと傘をす〜っと持ってきてくれる。
お金をとられたのになぜかすっかりこのホテルのファンになっている。
銀行は閉まっていたのでキャッシング200リンギット(本当は300リンギット出したかったが迷ってボタンを押してしまった)5000円ぐらい。
お金が入るとまた食事をしたくなって・・・食べたらビールも・・・セブンイレブンで320ミリショート缶を買って・・・。
ホテルでビールを味わって・・・・おやすみなさい・・・・・



イポーの脱サラ夫婦の人気のクレープ巻物と隣の店のおやじ推薦のイポーのモヤシ(写真があったので載せました)昨日の出来事


ワゴンではなくお盆で蒸し器を運ぶ大混雑の飲茶屋


プーアル茶に蒸したおこわご飯と・・・ケチャップで食べていたら隣のお姉さんが唐辛子ソースをたっぷり小皿にとる
この写真の後、負けずと唐辛子ソースをたっぷりかけた。


ペナン島の入り口バタワース駅


フェリーでペナン島ジョージタウンに渡る


101バスにてやさしい運転手が前席に座れという ジョージタウンの街並み


ジョージタウンのシンボル


屋台飯 おばさんがここで食えというのでお言葉に甘えてこれからいただくところ 

旅人はこうして人々の親切に触れてジョージタウンの街は旅人にやさしい

2019/1/15に