バンコックからコーンケーンという街に

2019/1/19

 昨夜のバンコックは金曜日の夜ということもあってチャイナタウンの混雑は目を見張るののがあった。
バンコックではいつも泊るスリクルン・ホテルに戻り最初にバスにお湯を入れてというのは電熱湯沸かし器なので時間がかかるからテレビをつけたりセブンイレブンで買ったビールを飲んだりしているうちに風呂にお湯がいっぱいになり少し熱めにした湯の中で日本人だな〜と妙に感じ入っていた。
スリクルンは慣れているせいかよく眠れた。

 今朝も早めに起きてバスにお湯を入れて風呂に入っていい気分。
7時にスリクルンの朝食はおかゆを選んで2杯もお替りして7:50にチェックアウトした。
今朝の列車は8:20発のバンコック発のジーゼル軌道の列車でコーンケーンという街まで行くのだ。
自分でもなぜコーンケーンを最終目的地に選んだのか?
何かのネット情報でタイの中央にも聖なる山がある。
その出発点がコーンケーンだと書いてあるのを読んだような?
地図を見るとマレー半島から上がってくるとタイやラオスやカンボジアにベトナムのへその位置がコーンケーンだと。
何となくへそまで行こうというたわいもない理由だった気もする。
最後に決めたのは帰りのルートでバンコックのドムアン空港を23日の02:45発のノックスクートで成田空港まで移動するのだが(10000円で安かった)
コーンケーン発ドムアン空港行きが22日20:15発でドムアン着21:10が2000円ちょっとでエアアジアで購入できた。
このルートならバンコックに戻り泊ってドムアン空港まで行くよりもずっと費用が安くつきそうだと思ったからだ。
む〜単なる費用の問題だけなの〜だな〜

 8:20発の列車は行先はノンカイ(ラオスの国境の街)だった。
ラオス・ビエンチャンの入り口の街なので乗客には旅人も多い。
この急行列車も売り子が絶え間なく巡回しさらにタイ国鉄の制服を着た連中までが弁当売りにいそしむという車内は販売合戦を繰り広げている。
昨日中にセブンイレブンで缶ビールを買うついでにパンと牛乳を買っていたのでこの販売合戦には巻き込まれなかったけれど隣の席の娘さんが買いまくるのを見て旅はこれも楽しみなのかもしれないとうらやましそうに見つめていた。
コーンケーンが近づくと売り子の商品もピンカイ(炭火焼)まで入ってきたのでラオスが近いと思わず衝動買いしそうになった。
列車は1時間遅れの16時過ぎにコーンケーン駅に着いた。

 ラオスが一帯一路戦略で中国昆明からラオスビエンチャンまで高速鉄道の槌音が鳴り響いていたがタイもこの影響かはわからないけれどいたるところで新線の開発が急ピッチで行われている。
新しい駅舎や線路をまたぐ立体道路に重機がうなりをあげてダンプカーが走り回っている。
経済の発展はだれを幸せにするのだろう。
社会主義の中国はみんなが平等と思っていたのに現実では一部の超お金持ちとその取り巻き連中のほかは多くの貧乏人を作り出すだけだった。
日本は一部のお金持ちを大歓迎しているが中国の人は本当に幸せになったのかな〜
昆明や景況ではみんなが一生懸命商売にいそしんでいる中国のいなかの都会の民はお金を目指して走り回っていたのを思い出す。
一党独裁の中国共産党は不平を許さない。
と書きながら世界を見るとアメリカもEU諸国もどこの国もほんの一部のお金持ちと貧乏人を作り出すシステムは同じなのだということに気が付く。
と思いながらシンガポールの人々の自信にあふれた態度。
マレーシアの人たちの生活も明るい。
経済の発展はとても大切なことはよくわかっているつもりだが旅をしていて経済の発展を目指して地球を食い散らかしたそのあとの未来に私たちは未来の子孫に何を残せたのだろうか?
汚染された海と汚染された空気に掘りつくされた地球は「風の谷のナウシカ」の世界を作っているだけなのではと深く考えてしまう。
昔の私はお金を追い求めてお金に振り回されてお金に追っかけられて自分で作り上げた会社を清算した経験がある。
お金は求めるほどきりがなく再現もなく欲望をふくらましもっとたくさん限りなくたくさんと追い求める質を持っている。
きりがないのがお金なのだ。
インドのお金持ちは1割を寄進しなさいという暗黙のルールがあるらしい。
そうしなければ人々から見放されるからだろう。
壊れてきた資本主義と私たちはどう向き合えばよいのだろう。
お金を求めお金に振り回されると幸せは逃げていくことだけは私の経験からみなさんに伝えることができます。

 コーンケーンの駅前には何もく広場が広がっているだけだった。
さっそくトクトク(三輪車)のお出ましだ。
ホテルの名前をいうとボスらしきおやじが80バーツ(300円しない)だと私が乗るらしいトクトクの運転手にいうので値切るが首を縦に振らない80バーツだというのでホテルまで乗っていくことにした。
 コーンケーンのホテルは駅に着いてから探そうと思ったのだが昨日バンコックのスリクルンホテルで7時間も列車に揺られてではホテル探しにはパワー不足ではと思い急遽アゴダネット予約で探したホテルだった。
この時ネット回線が悪く私はミスをしたらしい。
繁華街のど真ん中のつもりがアゴダのおすすめを間違ってクリックしたのに気が付かなかったようだ。
google地図で確認するとかなり繁華街からずれていることに気が付いたがこれも旅だと割り切った。
ホテルはモダンで最近できたばかりのようだ3泊4日の予定で税込み手数料込みで11000円前後だったと思う。
列車をイメージしたホテルで室内は広く調度品も新しくきれいで従業員もきびきびとしていて気持ちがよい。
周りには何もないと期待していなかったがメイン道路にでると屋台はたくさんあるしコンビニも大きな市場もありそれ何に楽しい。
部屋はシンガポールやペナンの倍以上の広さだし大きなTVだしお湯は豊富に出るし金庫もあるしデスクも完備しているので身体を休めるには最適のホテルだ。



スリクルンの朝食でおかゆはおかわりした。


この急行列車(ジーゼル軌道車)エンジン音がうるさい 8時間揺られた


新しい駅舎に新しい線路を急ピッチで重機もダンプカーも忙しい


コーンケーン駅


トクトクでホテルまで


巨大な市場


市場の片隅では何かのイベントがこれから開催されるようだ


TERMINALがホテルの名前で列車のイメージのホテル


練り物をその場で茹でてもらう カニ蒲鉾と団子状を食べる


ピンカイ(焼き鳥)は2本買う

2019/1/20