明日、放浪の旅にでる

2023/09/26

　心に穴があいた
6月、あんなに元気だった親父があまりにも急に亡くなった。
5月の誕生日で105才になり「おれはどこも悪くない」と自慢していた親父が　急に発熱し慌てて病院に連れていきそのまま入院し翌日夜に亡くなるという。

　葬儀が終わり一段落したある日、いつも隣にいた親父が消えて時間を持て余している「おれ」がいた。
親父が生きているとき、あんなに欲しかった自由がいきなり目の前に現れ右往左往しているのだ。
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でも自由な時間がいっぱいあるのに「やる気が出ない」おれがいる。

　3月だったか家族に2週間親父の面倒を見てもらい格安航空券を3万3千円で購入していた10月2日11時成田発→シンガポール経由→アテネ着　奇門遁甲日盤北西大吉の日である。
ところがその航空券が数日後に成田発が8時の早朝便に変更された。
航空券はネットでシンガポールscoot社から直接購入したのだが？
成田行き朝4時出発の空港リムジンバスがコロナの影響で運航中止していことを知り前日に成田空港に行く必要ができた。
誰かが早朝に送ってくれればと考えたが親父の面倒も見ないで出かける手前この時点では相談できずあきらめていた。
が、持て余す自由を得たおれは旅先の屋台の前でアツアツをほおばる過去の姿を再びと奇門遁甲日盤と良い方位良い日にちを格安航空券で検索しまくりアジアで行きたかったマニラ経由→ミンダナオ島ダバオ行き（フィリピン）を手に入れた。
その後アテネに向かう手はずだ。
いつもの旅のごとく思い通りにはいかないことは　はなから承知ではあるがリックサックを引っ張り出しビーチサンダルと着替えを詰め込みノートパソコン（これが一番重い）をプチプチシートで包み何とかバックの重さを6Kgに準備が終わったところである。
（あとがき最終的にパソコンは搭乗前の保安検査で取り出さなくてはいけないのでPCバックに入れたので7Kg近いが以前のように7kg以上は過料されるはずが今回は重量検査は一度もなかった）