のみの市でウエストバックをすられる

2023/10/23

 昨日の出来事である。
のみの市でもう帰ろうとして道を間違え再びのみの市を通り抜けようとしていた時だ。
通りすがりの男に激しく肩をゆすられスマホを握りしめ大声を出すと男は逃げ去ったが、そのすきに仲間の男がウエストバックを抜き取った。
おれは今回宿屋で常備薬を盗まれる事件があってからマドリードは管理人もいない宿屋なので貴重品はすべてバックの中に入れていた。
ウエストバックは力強く押さなくては開かないバックルなので開けられることはないと自信を持っていたのだが・・一瞬のうちに持ち去られたのだ。
近くにいた警察官にスマホ翻訳で事情を説明し警察官に経過をスペイン語でスマホ翻訳したのをコピーし警察署に行くと日本人対応は本署に行くようにということで昨日は警察署で紛失届を作成してもらうのに時間がかかったがパスポートを取られた今ではこれがないと帰国できない。
帰国も近づき油断していた。

 パスポートの件では本来ならマドリードの日本大使館にはメールで予約を入れなければいけないのだが昨日は日曜日なので受付していない。
早朝9時に直接日本大使館行くことにした。
徒歩で50分ぐらい歩いたと思うがアメリカ大使館の道を隔てた隣にスペイン日本大使館があり日本国旗を見たときはホッとした。
受付にドアを開いてもらい紛失届を見せ担当者に連絡してもらい中に入ることができた。
大使館員に事情を説明すると帰国する臨時のパスポートを発行するには住民用が必要で現物ではなく写真でよいので家族に住民票とって来てもらいメールで送ってくれるようにしてほしい。これが絶対に必要なんだといわれる。
(写真2枚、戸籍謄本か住民票、帰りの航空券、紛失届、18€)
家には父が亡くなったときに市役所から住民票を取った記憶があり家族に探してもらって何とか写真をラインで送ってもらい提出することができ今日の3時に臨時のパスポートができるから取りに来るようにということでいったん宿に帰り午後からまた来ることにした。

 盗まれたものにはパスポートのほかに現金と予備のカードもあり残金は60€と10$しかないのでメトロカードは10回分ですでに6回程度は使っているので往復歩いたので今日は2万歩ほど歩いたことになる。

 大使館員には大変世話になり臨時パスポートを発行してもらいといっても18€支払ったので残りは42€で帰国します。
バルもお預けでワインもお預けでおいしいものは食べられないけれど貴重な経験をさせていただいたと成田に着けばロックされた楽天カードはキャッシュカードとして使えるのでこれで無事に帰国できるだろう。

 スーパーの焼きたてのクロワッサンがめちゃウマでヨーグルトと牛乳でおいしくいただく。
夜は缶ビールを飲んでつまみにクロワッサンと前に買っておいた生ハムおいしくいただき寝ることにしよう。

 今回の旅で驚くほど健康体になったと思っている。
バングラディッシュの旅から4年も経ている。コロナで外出はしなくなり体重は8㎏も増えると血圧も大いに上がり心臓に負担がかかり心筋症の疑いもありと診断され薬も6種類近く飲む日々が続いていた。
今度の旅をと朝トレを繰り返し体重は6㎏落として健康は取り戻したと思っていたが薬をたくさん飲む日々は続いていた。
宿屋で薬が亡くな事件があり2~3日薬は飲まずいたが家族が心配するとおもい薬局で血圧の薬アムロジンを買い毎日1錠のんでいる。
体調はすこぶるよく血圧が上がった症状もなく健康体を維持している。
多分体重も昔の体重に戻っているだろう。
健康体とは何事にも代えられない人生最大の宝物である 今回の旅はそれを手に入れた。

 とにかくこの度の旅ではいろいろな経験をしバックパッカーとしての試練はすべて受けたと心得る。
次からの旅がまだ帰国もしていないのにこの宿屋で夢見ているおれがいる。


マドリード 


マドリード


マドリード


12時教会の鐘が鳴る


マドリード


マドリード こんなところに


マドリード 新と旧


マドリード


マドリード


宿屋の近く

 ここを書いている今のマドリード2023/10/24 AM10:20 曇り気温9度 部屋は暖房が効いて暖かく宿の客く少なく静かです。
マドリード→香港→成田の長旅が待っている。
10月24日は身体を休めいろいろと思いめぐらす日にしようと思ったがムズムズと外の空気が恋しくなるのだろう。