九宮(九星)のなぞ

20018/9/7

 九宮(九星)はどのようにして生まれたのだろう?
古文書には亀の甲羅の文様から洛書九宮ができたといわれているが?
亀の甲羅は八角形のモザイクではあるけれど。

Wikipediaより洛書九宮(亀の甲羅の文様)注意:上が南

 時は十干と十二支による六十干支が延々と時を続けている。
十干と十二支も方位のベクトルは待っている。
空間は九宮が支配しているといっても九宮も時を持っている。
この元といえば女媧の陰と陽の世界と四神の五行の世界を知る必要がある。
今回は時は節気(日盤)を使います(時間も同じ考えです)。

陰陽五行については詳しくは「占い教室」に書いていますので参照してください。

 陰陽の北と南から五行の東西南北と中央に時も冬と夏に春夏秋冬と土

中央を入れた5方位から9方位への考え(九宮の色を使う)
一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の色
数字で考えると「0」は特別な存在で使わないとする。
5を中央に置くが節気はなし。

数字2は立春で8は立秋が配列からはなり5には中央で時がない。(図は八卦)
5はその時の象意の数が入る中央に位置

この状態で9宮に配列すると本来は左の配列になるはずだが?
2と8が入れ替わって配置されている。



本来の北東が鬼門という考えは門が入れ変わるといういみなのではないか?
日本では北東は凶とされているが中国の北東は凶というイメージではなく奇門遁甲の八門では北東は生門(大吉門)の定位置とされている。
北の水と東の木は水相木の吉の相性である。
南西は南の火と西の金の間は火剋金であり八門でも死門(凶門)が定位置とされている。

 南西8と北東2の入れ替えは数の力を引き出し時の方位ベクトルを生み出す元となる。

本来は数字順に規則的に移動するはず(左図)が数の力(どの方向から数の和は15)にそろえることで宮の移動順が飛宮という不規則な順に変わった。

(上が北)
中央に入る数字(時)でベクトルが変化する力を生み出す。
九宮には一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫の色が指定されているのでその色を採用しています。
九星気学はこの九宮に五行を付け星の形態にしたものです。
一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星となります。
その時の数が中央に入り飛宮(飛泊)させていきます。
陰は九紫→八白→七赤→六白→五黄→四緑→三碧→二黒→一白→九紫→・・・・・・・
陽は反対に一白→二黒→三碧→四緑→五黄→六白→七赤→八白→九紫→一白→・・・・・
九星気学の星の飛宮については
https://sub-tokoro.ssl-lolipop.jp/kyousitu/kyuusei3.htm
奇門遁甲の局の飛宮については
https://sub-tokoro.ssl-lolipop.jp/kyousitu/kimonsakuban01/kimonsakuban1.htm

時と空間のイメージは難解だと思いますが少しは理解できたのしょうか?
太陽の位置が大きく影響していることを理解していただけると思います。
気になるのは太陽は表面がカラで覆われているとは違いガス状ですが回転しています。
地球に同じ顔を見せるのが約27日が中央付近で極付近では30日前後かかっているらしい。
九宮が3回転すると太陽の同じ顔を拝めるということは数のマジックが絡んでいるような気がする。
このように陰陽五行占いは太陽の循環とリンクしているので繰り返しのマジックが適応されます。
六十干の繰り返しが時(年月日時)であり太陽の節気や位置(局や九宮)が方位ベクトルを生み出します。

所 輝美より

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