ついにリスボンまでやってきた

2023/10/10

 早起きするのは苦にもならん なんせ時差が6時間もある 日本時間とは朝夕が逆転しているのだからな~今もまだ慣れていない。
2時起きでメールの整理をし書きそこないの日記を書き上げ3時にベットの上に宿屋の鍵を置きチェックアウトし外にでる。
はたしてこの時間に配車アプリ(FreeNow)で車が呼べるのか?
一度も使ったことがないので心配したがスマホで呼び出すと8分で迎えに来ると表示される ほっとした。
 空港には早くも人が待っている 昔の俺のように空港で一夜を明かす乗客たちだ。
今回もライアンエアーのアプリでチェックインは終わらせてあるので面倒な手続きなしにゲートにははいれるのだが?
EU加盟国のポルトガルの通関手続きはあっけないほど簡単である。
アジアであるような帰りの航空券が?ちょっとしたことで別室に連れていかれることはない。
保安検査はどこの国とも同じだが搭乗時にパスポートを見せただけだった。
当然パスポートにスタンプなんてことはない。
最近日本出国もスタンプ不要になっているらしくこちらが要求して初めてスタンプしてくれた。
時代が変わってパスポートのスタンプは生きた証のように思っていたおれたち世代から海外はちょっと出かけてくる世代と交代ということだろう。
思えば昔、中学1年のおれは親父の転勤先 北海道の秘境駅で廃駅になった旧白滝駅(無人駅)の線路に耳を当てD51(蒸気機関車)のかすかな音が次第にカタンコトンと音を増してくる 汽車だけが遠方の運び屋だった時代 ラジオから流れるドリスディの歌は雑音が混じっていた そのころアメリカは宇宙の果てのように感じていた~時代がいくつも変わったのだ。
 搭乗までに時間があるので朝飯を空港で食べる。
砂糖をまぶしたドーナツに食欲を感じ1個と飲み物のメニューの一番位上にカプチーノと書いてあったのでそれを頼むと小さなヨーグルトカップに入った濃いコーヒーをおやじ入れてくれて親指を立てる
おれの要求したコーヒーとは全く別物だがおやじの親指が「お前もこの味がわかる男になっか?」とおれは勝手に解釈しいただくことにした。
日本のドーナツの3個分の大きさのドーナツをほおばり苦めの泡立った少しばかりをコーヒー通の顔してカプチーノを味わう これがおれの旅なんだ。
 ライアンエアーの頭上の荷物入れの扉は今回の飛行でも開いた。
ほとんどの乗客が機内預け入れせず持ち込むのだからその重量は半端じゃない おれのバックだって7キロ近くはある それを何個も詰め込むのだ。
よほど頑丈に作っていても揺れの衝撃で開くのだろう だがこの荷物室の下には座りたくないが運が味方しておれの前方2席前だった。

 リスボンにはポルトガル時間8時半ごろ到着し、時間があるので空港内でスマホのSIM交換 ahomaの国際サービスが月をまたいでも15日間で終了しその後の通信はできないに等しいらしい まだ2日程度余裕があるがSIM交換は空港に限る 前回もバンコックで中央駅ならSIM交換できるのではと考えたが苦労してやっと交換できた経験がある 街で交換するよりも空港が早く確実にしかも交換までしてくれる 25€で30日間データー無制限ヴォーダーホンSIMに交換したのでおれの携帯番号はこの先使えない ahomaも電話は有料だったのでほとんど使ったいないので大丈夫だろう。
次に地下鉄 バス 路面電車 フェリーを24時間利用できるらしいチケットを購入しようと自坊販売機に向かうと並んでいると係がおれにこれがいいとおれがネットで見たのと違うほうへ連れていく おれはネットの24時間がいいと隣の自販機が開いたので操作するがさっぱりわからん するとさっきの混雑を割り振りしている係がおれのところにきて使い方を教えてくれる 助かりました あの混雑の中で ポルトガルの人たちも旅人にやさしいといって観光立国でもあるポルトガルでもあるが25€ボタンを押して果たしてこんなに使えるんかいと?

 宿屋は「ウニベルソ・ロマンチカ」街の中央で部屋にトイレシャワーはない安宿であるが朝飯付き。
地下鉄を乗り継いでやってきましたがチェックインは3時からだという。
今の時間は10時あと5時間もあるではないか?
寝不足で荷物を背負って歩くが見栄を張って健康ぶっている老人のおれはガクッと来たが気を取り直し荷物を預け街に繰り出した。
地下鉄に乗り海に行こう ただ、海を見たいと思った。
地下鉄には4路線あり赤路線(空港まで行く路線)青路線(海に向かう)黄色路線(縦ライン)さらに緑路線(この路線は西海岸?)ありだがどこの国でもこの地下鉄は迷路である ソウルでもローマでも東京なんぞ日本語が理解できるのに振り回される。
おれは当てもなく青線最終駅サンタナ・アポリニアに向かった。
この駅は鉄道駅で列車に乗り換える駅らしいが海の方を見るとビルと見間違う巨大な観光船が3艘も停泊したいた。
この観光客目当ての人々が活躍するところでもあるらしい。
 時間を持て余しているので海沿いを歩き次の駅まで行こうと考えた。
フェリー乗り場が見えてきた1時出発便がバレイオという対岸の街まで運航しているらしいおれのチケットで乗れるらしいので乗船する。
6月にポックリと105才で亡くなったおやじは船が好きだったからな~とちょっと感傷的になる。
バレイオに着いたがバスに乗り観光地に行くらしく次の便で戻ってきて地下鉄に乗り宿屋に帰ると3時前だったがチェックインしてくれやっとトイレなし部屋に入れ 長い長い1日の疲れをいやす共同トイレでシャワーを浴び仮眠をとる。
 サンダルで買い物をと外に出る。
アテネもローマもリスボンも石畳で道はうねっている。
サンダルでは滑るし子供を載せた手押し車も扱いにくく老人も苦戦して歩いていた。
これが日本なら老人票あての議員達が黙ってはいないだろうと「国債を発行しすぐにでも平らに舗装と活躍するだろう」
ローマでもリスボンでも全く日本人旅行者を見かけない 全く見かけない。
日本には海外からたくさん押し寄せて旅行業関係者は人で不足でおたおたしているがこのヨーロッパ南欧では日本からの観光客を全く見ない。
おれの旅のスタイルとはかけ離れたところでは日本人もたくさんいるかもしれんが?
「あ~情けない こんな日本になってしまって」
今すぐのでも国の方針を見直さなくては未来のない日本になってしまう。
旅をすると実感します。


小さなカップのカプチーノ 苦いがうまいのだ!


リスボンに到着 タラップで降りる


リスボン★が宿屋 赤線と青線が地下鉄ライン 赤太線がフェリー航路


リスボン地下鉄


地下鉄最終駅 赤レンガ鉄道駅


ビルと間違う巨大客船が3艘も


待ちかねる客船観光客をあの手この手で


山中湖のあるようなバスでもあり船でもあり 客船観光客を待ち構えていました


この先の見えるのがフェリー乗り場


フェリー乗り場に向かっていると教会の鐘が鳴る


1時発フェリーがやってきた


フェリーの中


対岸の街バレイオ 用もないので次の便で帰る


右には巨大客船 リスボンの街はと思ってどこかで見たような?トルコの街の色彩もアテネの街の色彩も何か同じだと?


前のラーメン屋の通りを右に行くと宿屋がある


滑りやすい 凸凹でうねっている 石畳 日本の政治家ならどうする?
公園の子供の声がうるさいから公園を閉鎖する国は日本だけだよ