今このページをマドリード国際空港で書いている

2023/10/25

 まるで10年かかって経験するようなことをたった1ヶ月で経験するという おれにとってこの貴重な経験を次に生かさなくてはいけないと思っている。
すべては気を付ければ防げたことではあるが4年間も外に出かけないうちに体力も気力も昔ではないとつくづく感じた旅でもある。
この旅もいよいよ終わりを告げる。
マドリード日本大使館発行の臨時帰国ビザのおかげで航空券発券もイミグレーションも難なく発行通過できた。
明日のPM2時ごろには成田空港に着いているはずだ。
5時ごろには自宅で家族と再会していることだろう。

 ローマのテルミナ駅のメトロの出来事も若い男女2人組に財布をすられ マドリードののみの市でも男性2人組にウエストバックをスリ取られた。
見事な早業で狙われたら仕留めるという気迫さえ感じられたプロの技だと関心すらしたが77才になって4年前の気力も体力も失せているのに気が付かない自分が一番いけなかったと反省している。
が、旅というもんは何があるかは行ってみないと分からないということに魅力を感じそこでの経験が人生のよき羅針盤になるのだ。
ツアーで添乗員がお世話してくれる旅ではスケジュール通りに見学し自由は束縛されるだろう。
安心安全が旅行会社の最大の売りでもあるから屋台の飯を食べさせてもくれないし混雑するメトロやバスには乗せてくれず観光バスでの見学が主だと思う。
遺跡や博物館美術館巡りは時間的制約があるためゆっくりとは見れないという側面もあるだろう。
短期間でたくさんの都市たくさんの施設を見学する必要があるためその国のその都市の側面だけしかわからないかもしれない。
といっても仕事にも制約があり休日も自由に取れない人たちにとってはツアーは魅力的な旅ではある。

 自由な時間を与えられ 旅ができる最低のお金にも恵まれ バックパッカーの経験も少しはある おれは幸せ者だと思っている。
これも家族や友人がバックアップしてくれるからできるのであっておれ一人の力で旅をしているとは思っていない。
特に今回は本当に家族と友人には助けられました。
ありがとう 日本に帰ります。


マドリード その1


マドリード その2


マドリード その3


マドリード その4


マドリード その5


マドリード その6


マドリード その7


マドリード その8


この小さな部屋に7日間もいると生活臭くなるはな~


この部屋の小窓から空を眺めて 孤独な時間を持て余してもいたが 今となってはなつかしい

それでは搭乗時間が近づいてきたのでこれでこの話は終わりにします。

      あとがき