クルナの街

2019/11/21

 夜行寝台の4人部屋の1人が夜が明けてから途中で止まった駅で降りた。
私を含めた3人が会話をしだす。
私の上段に寝ている彼は私に軍の制服を着たスマホの写真を見せてくれる。
がっちりとした筋肉質の人だと思っていたがかなり鍛えこんでいるプロの身体だ。
お土産にと買ってきたBB弾が撃てるプラスチックの銃を見せてくれる。
彼が停車している間に小さなナン(チャパティー)とベジタブルカリーを買ってきて私ともう一人の乗客にふるまってくれる。
熱々のナンにジャガイモのカレーをのっけてほうばる。
ナンのタンドリーの炭の香りとジャガイモのカレーが絶妙でとてもうまいのだ。
明るさも増してきて3人での会話が始まった。
もう一人の彼のボスは日本人だという。
東京に本社があるといって彼の名刺を私にくれる。
もう何年も前からの知り合いのように3人の会話が時々私の意味不明の言葉に笑いながらも溶け合って列車も進んでいく。
あ〜旅をしていていいな〜と感じる時間が過ぎていく。
日本人のボスの会社の彼はクルナにいるのでちょっとでも困ったことがあれば私に連絡してほしいとクルナの駅の別れで私に何度もいう。
出会いがあって別れがあって・・・それが人生でもあり旅でもあるのだろう。
広州からダッカまで隣の席の彼からもダッカに戻ってきたら連絡をくれとメールが入っていた。

 クルナの宿は彼らの話の中で高いランクから3番落ちのタイガー ガーデイン イン・ホテル(以下タイガーホテル)にすることにした。
Agodaのリストでも特価で3060タカ+タックスとでていた。
ここバングラディッシュでもAgodaの手数料を上乗せしての表示ではと、インドも同じだったからと考えて直接交渉することにした。
タイガーホテルは繁華街のど真ん中で立地条件は最高に良い。
思った通りで3000タカよりは安くはならなかったが角部屋の繁華街向きの部屋を用意してくれた。
部屋も広く居心地のよさそうなホテルだ。

 昼飯を食べようと地球の歩き方の本を手に外に出た。
近くのべンガル料理店にいくと夜だけ開店している店だった。
地図に中華料理店の名前が書いてあるそこにリキシャででかける。
12時だというのに客はだれもいないが成り行きに任せ焼きそばを注文した。
20分後に大皿いっぱいの細麺焼きそばが登場した。
これでは半分も食べられんと思いながらもかなりを残して・・・450タカ(600円)日本と変わらんかもしれないがエビがいっぱい入っていて味は良し。
次にガンジス川の河口をぜひ見たいと思い地球の歩き方推薦のベンガルツアーのクルナ支店にリキシャで向かうことにした。
何度も迷い聞きまくり地図に書いてある住所近辺には見当たらなくクルナの住民が本に書いてある電話番号に電話をかけその場所に行くが見当たらない。
探すのをあきらめてリキシャに300タカ(400円)払っておりて近くの旅行会社に飛び込みでベンガルツアーのことを聞いた。
どうも、クルナから撤退したらしいとの話だった。
その会話の中でシュンドルボン(河口ツアーの名前)に行くのならガイドを紹介するから会ってみろということになった。
10分後に男が現れモングラという町に行って手続きをするのでパスポートが必要だ。
そこからボートで下っていくといったのか上っていくといたのか?ボートをチャーターする。
ランチを食べる。
またまたボートで探索をする。
モングラに戻る。
タイガーホテルまで6時に帰る。
タイガーホテルは8時に出発する。
私の英語なのでこの程度しかわからんがすべてを込みで12,000タカ(15,000円)でどうだという。
地球の歩き方(ガイドブック)に国立公園に入るには高額な料金とガイドが必要とあったような・・・思い出していた。
この時私の頭の中はシュンドルボンはパスポートが必要が引っかかっていてミャンマーかインドの領地であのわからんミャンマー通貨が頭の中をよぎっていた。
彼のいう12,000タカが妥当な金額とぐちゃぐちゃな頭の中では結論を出したのだ。
大いに気に入ったと握手して成立させてタイガーホテルにリキシャで帰ってからこりゃ高いな〜と我に返った。
ま〜旅というものはこんなことの繰り返しでそれでも大いに楽しんでフンドルボンツアーに行ってきます。



軍人の彼が起きて私のベットを2人でもとに椅子にもどした。 目立つバックは私のこれからの旅用(めちゃ軽く1kg以下)
色はどこからでも発見できる緊急色?にした。LCC機内持ち込みタイプ


食べかけのナンとジャガイモカレー 本当にこんな雰囲気で食べるとこれがうまいと感じるんだよね〜


この体を見よ!だてに鍛えたわけではない やさしい彼


日本の会社の現地支店の社員さん 明日は私を案内してくれるとまでいってくれる うれしい


タイガーホテル 広くて設備もよくなかなかいいです


大盛りのエビいっぱいありの焼きぞば うまかったけれど量を見たとたんに食欲半減した


ホテルからちょっと行くと交通のかなめのロータリー ツアー会社探しまくりはリキシャと書いたが電動三輪車だった(修正します)

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