船はオールドダッカに接岸した

2019/11/25

 豪華客船?はあちこちに接岸しながら夜はサーチライトで前方を照らし汽笛を鳴らしながら進んでいる。
すえたにおいをするベットの中でいつしか深い眠りに就いた。

 朝をむかえて船の流しで顔を洗い(たぶん川の水)乗客たちもデッキにでてきてヤシの木の生い茂る景色からモヤのかかったレンガ工場の煙突が立ち並ぶ景色に変わっていた。
ダッカに近づいた来たのだろう。
空気はよどんできてレンガ工場の煙突から煙が何本も立ち昇っている。
太陽も肉眼ではっきりと見て取れる。
 船は次第に造船場の近くに来たようだ。
工場からはレンガ工場の煙突の数倍以上の濃い煙をもうもうと吐き出している。
 さらに街並みが現れて人々の活気が伝わってきた。
それと同時に川辺にはごみが散乱しだしてきた。
乗客も平気でペットボトルやお菓子の包ビニール袋を川にポイ捨てしている。
ま〜今のバングラディッシュの文化なので仕方がないといえばそれまでだが・・
と考えて・・・・・よく見るとこのバングラディッシュも中産階級がしっかりと芽生えてきていることに気が付く。
街でもトヨタ(車)を乗り回し、エアコンが入ったレストランでは2,000タカ(2,500円)以上の食べ物を平気で注文し、背広を着こなした人たちも大勢いる。
一方ではリキシャに乗り20タカ(25円)は高いから負けろという連中、1杯10タカ(15円に満たない)チャイをすすり肉体労働をしている連中も数多い、混とんとした世界がバングラディッシュなのだが確実にトヨタを乗り回す連中が大勢出来てきていることは間違いない。
20年近く前のインドではお金持ちと雇われ人という図式の間に少ない中産階級だったが現在のインドでは中産階級のジーパンを粋にはきこなした若者が街をかっ歩している。
バングラディッシュでも時代が大きく変わってきているのだろう。
飛行機の中で隣り合わせたバングラディッシュの社長の言葉が頭に響いた。
日本の会社が今頃バングラディッシュに乗り込んできてもすでに中国や韓国がポイントは抑えてしまった後なのでかなり劣勢を強いられるだろう。
日本の経営者は決定の決済になぜ時間がかかるのだろうと。
日本の文化といえばそれまでだが私も会社を過去に経営したことがあるのでよくわかるが同業者は競い合わなくてはいけないはずが仲間意識というか出る杭は打たれるというか互助精神をうまくからめて発展を阻害しているところが見受けれれるからな〜
日本では発達障害の人を仲間に入れない文化がある。
でも日本の発展に寄与してきたファッションやマンガや映像はどちらかというと一つのことにのめりこむ人たちによって作られてきたのだと私は思う。
例えばパリのファッション界の源の一つはガングロの少女たちであったりルーズソックスの少女だったり・・・と
色彩感覚の鋭さ 美に関する基本のぶち壊し パリの一流デザイナーにはできないことだったと私は思っている。
ただ、まわりの大人はその文化に強く反対し才能を沈没させた。
 日本がリーマンショック以降 停滞した状態が続いている。
私たち日本人はこれが当たり前と感じているが世界はその間驚くほど発展を遂げている。
スーとたずねた中国雲南省でもミャンマーでもラオスでも中産階級の人たちが経済活動の中心になって国の発展に寄与している。
たしかに乗り遅れた人たちがうごめいている世界を私は見てきたがこのギャップが今後の世界のトラブルのもとになるとは思う。
日本にいてTVから眺める世界と現実の世界は大きく違っていることは確かです。
とりとめもなく思い付きを書き込んでしまった・・・・

 クルナでダッカまでネット通信はできなくなると思いダッカの宿をagodaで求めることにした。
たぶん、ダッカでホテルと交渉したほうが条件は良くなると思ったのだがかなり振り回されたのでもう面倒は嫌だという思いが強かったのだ。
そんなわけで前回も止まったホテル71が特価で出ていたので契約していた。
もう、場所も迷うことなく行けるしホテルのメンバーも顔なじみだし一度泊っているので安心だしということで・・・

 豪華客船?がオールドダッカに接岸したのは朝の7時過ぎだった。
人ごみの中をかき分けてリキシャやオート三輪をかき分けて街の中に入っていく。
船の個室でよく寝たので疲れは全くなくバックも6Kgぐらいなのでダッカの街を探索して歩いてホテル71まで行こうと考えた。
混とんとしたオールドダッカは歩いていて飽きることがない。
次々に発見がある。

 朝飯を路地裏の屋台の飯屋で食う。
焼きたてのナンと卵焼きに野菜カレーをほおばる。
これがまた うまいのだ!
 人々が行きかう朝のオールドダッカ 活力 生活感 人々の息づかい 下町歩きのだいご味なのだろう。

 ホテル71には9時前に到着した。
ホテルマンが今からチェックインは1,500タカ(1,900円)必要だという
もめるが朝食をつけるというが・・
ここまで歩いてきて疲れている私は結局折れて部屋でバタンと横になった。
早めの昼飯と9:30にホテルで朝飯(私には昼飯)を食ってからダッカをぶらつきます。



朝もやの中レンガ工場群が現れる


造船工場らしい ダッカに近づいた


造船工場 太陽が肉眼で見えるほど空気も汚れてきだした


砂だろうか 沈みかけるほど積載した船が行く


オールドダッカが近づいたのだろう 木造ボートが荷揚げに近づいてきた


オールドダッカに帰ってきたのだ


ゴミ集積場 街角


屋根に上がった犬 どうやった上がったのだろう?


アロエの樹液と妙な液体を入れてかき混ぜて  なんだろう? 食していないので不明


ナンとオムレツと野菜カレー 熱々はうまし!


夕飯は ナンとチキンのカバブ―なり メチャうまの夕飯だった

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