陰陽五行解説

2019/3/28

一言で陰陽五行を説明すると太陽の運行である。

 陰陽五行とビックバンのページで無から安定が崩れ大爆発が起こり宇宙が誕生したと書きましたがもう少し詳しく私の陰陽五行の考えを述べたいと思います。
陰陽五行とビックバンのページ


Pixabayより

無とは時間も空間も何もない閉じ込めた状態
ビックバンにより宇宙が生まれ太陽系が形成された。
太陽系の中の惑星の一つが地球です。
この時の地球は陰と陽の時だった。
(地軸が垂直でコマのように回転していたため)
つまり太陽の当たらないほうが陰で太陽の当たるほうが陽ということです。

ある時に巨大な隕石が地球と接触しこの衝撃で地軸が傾きその隕石を取り込み隕石が月となる。
地軸が傾いたことで季節が生した。
この季節が五行である。
地軸の傾きについて「1年の開始は立春では・・・・ポイントは太陽の位置にあり

 夜の寒さと昼の暑さだけの陰と陽の世界では闇の寒さと光の暑さが対立していた陰陽の世界。
暗(闇)を「陰」と呼び明(光)を「陽」と呼ぶ。
地軸が傾き夜の長い寒い世界と昼の長い暑い世界が大気をともなって季節を生んだ。
夜の長い寒い冬の大気と昼の長い暑い大気が切り替わるときは大気の攪拌が不安定を生じさせる。
春一番が吹き不安定な雨模様の世界から夏に切り替わっていき夏の昼の長い暑い世界から台風を伴い長雨を生じて夜の長い寒い冬の世界に入って行く。
この大気の入れ替わりが冬と夏のせめぎあいの衝撃を和らげるクッションになっている。
冬を「水」と呼び夏を「火」と呼ぶ。
冬のきっかけを生む夏から冬の中間点を秋を「金」と呼び夏を生む冬から夏の中間点の春を「木」と呼ぶ。
そして衝撃を和らげるクッションを「土」と呼ぶ。
一日に例えれば水は真夜中であり火ま真昼で日の出が木で夕暮れが金でありその間のあいまいなあるようでなくないようである時が「土」である。
「水」冬と「火」夏は太陽の位置が相反するので対立し「金」秋と「木」春も太陽の位置は同じだが向きが違うため対立する。
この対立の関係をやわらげ季節を潤滑に回しであるバランスをとる役割が「土」です。
季節をうまく回すために隠れる時もあるし季節のバランスをとる支点として現れる時もある。
要は時間として計測できない無の現象の時もあるしはっきりと計測できる現象が現れる時もある。

色について

 陰陽は暗いか明るいかであり色はない

             

 五行には次の色が配色されている

「水」北を示し時は冬で真夜中 色は黒

「木」東を示し時は春で夜明け 色は青

「火」南を示し時は夏で真昼  色は赤

「金」西を示し時は秋で夕暮れ 色は白

「土」方位はなし 時もなし   色は黄色

 五行の相性の説明を詳しく

陰と陽は反発しあい 「水」「金」⇔「火」「木」は反発しあい 「水」⇔「火」同じく「金」⇔「木」は反発しあう
そして「水」=「金」同じく「火」=「木」で引付あっている。

土の役目

 土は通常では「水」「金」「火」「木」のバランスを取り安定した状態にする役目です。

バランスのとれた状態「中央」の時点では「土」は次元の壁の向こうでバランスをとっている。

バランスが崩れて次元の壁から外に飛び出すと「土」は強い力を持ちます。

←この状態は九宮で説明

ここでのポイントは相性である。
バランスのとれた状態
←この場合の「土」は違う次元にいて円滑に回るバランサーの役目をしている


五行のお互いの関係

 陰と陽は反発しあい夜から昼になりまた夜というように循環するのでとどまることはないが相反する質である。
五行も陰から発生した」水と金は特別な結びつきをしているのに対して陽から発生した火と木も特別な結びつきをしていている。
そして水金グループと火木グループはお互いに強く反発しあっているが土が隠れたり現れたりして安定を保っている。

この関係は下図の関係が成り立っている。

「水」は水金の陰グループであるから「木」は火木の陽グループなので敵対関係だが隠れた土が間に入るので良好な関係となる。
現れた「土」は「火」と「金」の強力な対立関係の間の壁の力強い役目をする。
だが壁の「土」は「水」と「木」との敵対関係になるという相反する関係が成り立っている。
木火土金水(もくかどきんすい)とおぼえて時計回りが吉で☆型矢印が凶とマスターしよう

 このように土というのは時があるようでない見えるようで見えないあいまいな象意を持つのが土なのです。
相性では水と木は良好な関係であるが木と土、土と水の関係がその反動で克の悪い関係となっています。

(十二支では「土」が大きく活躍しますので忘れないように)

陰と陽の色は影と光で濃いか薄いかで色はないが新たに生まれた五行には色がある。
冬の水は黒、春の木は青、夏の火は赤、秋の金は白、季節のない土は黄色である。
三原色(赤、青、黄色)正確にはシアン、マゼタン、イエローに黒と白で人の見える物の色をすべて表す。
プリンターの配色と同じで3原色に黒が加わり白はペーパーの色を代用
陰陽五行とはすべてを表す元ということなのだろう。
仏教の世界での色は「色即是空」で表現されているように色すなわちあらゆる物(目に見えない欲望、悲しみまで)を指している。

五行の色 よもやま話編(所 輝美の勝手な解釈)

 人類の誕生は400万年から300万年前アフリカ大陸といわれている。
火を使った証拠は50万年前の北京で見つかった。
氷河期を土器と農耕でのり越えたのが15000年前ごろだ。
この陰陽五行について書かれたのはせいぜい2500年前ごろだろう。
その間に恐竜が絶滅したようにある人類は絶滅しているかもしれない。
黒い人、青い人、赤い人、白い人そしてこの陰陽五行を完成させた黄色い人ということもあるのかも?
なぞに満ちた海に沈んだというムー大陸の住民は青に人だったかもしれない。
青の恐竜が滅びたように
世に青鬼が本当にいたのかもね?
 ついでに番外編「五行について私の意見」過去ブログ

象意

陰と陽の関係

「陰」はディフェンスで「陽」はアタックが基本です。
陰の象意が入ると守りの姿勢が出てきやすい。
影を好むようになりたがる。
陽の象意が入ると攻撃的になり前へと出たがる。
陰陽と書くように先に陰の字が来るがこの意味は攻撃より守りを重視せよという教えで今後陰陽五行占いをマスターするうえでいたるところにこの教えがあることを目にするだろう。
私心:「儒教」の影響もありと思うところが多い(目上に逆らうことは断じて悪である)

 先に書いたように五行は時を示しています。
「水」は冬で夜で草木も眠る時であり生命誕生を暗示している。

「火」は夏で昼で活気を帯びた時であり水の誕生の反対の消滅を暗示している。

「木」は春で夜明けの生命の育つ成長期を暗示している。

「金」は秋で夕暮れ成長の衰退で刈り取りを暗示している。

「土」はどれにも属さないあいまいを暗示している。

「水」の誕生は受粉、受精から命が生まれる。
細胞分裂の長い時間をかけて生命の誕生となる。
冬であり夜である陰の生命の知性の誕生が「水」

「火」は夏で昼の太陽の光は陽でありきらめく派手やかな知性だがこの光は陽の消滅に向かっていく頂点の時なので陽の知性の別れが「火」
要は水の反対の象意が火でありその逆も成り立つ。

「木」は春で夜明けで光を浴びて発芽(誕生)からいちじるしく成長する成長期で成長の力を太陽から授かる時が「木」で力を暗示している。

「金」は秋で夕暮れで太陽が隠れる時で発芽から実りを取り入れる時であり「金」は太陽の力をしまう時で陰の力を暗示している。
ここでも木の成長に対して金の刈り取りと反対の象意が成り立っている。

「土」は時がない。そのためどちらにもつかないあいまいさが「土」で優柔不断といる。
表に出てもこのあいまいさは「土」の特徴で力が強いときは回りをまとめ上げる力は強いが力が弱いときはまとまりがなく決められない弱さが出る。

象意として北と南のラインは「水」北は陰の知恵で生命の誕生に対して「火」の南は陽の知恵で生命の消滅といえる。
西と東のラインは「金」は西で取り入れた太陽の力が終わる「陰」の蓄えたパワーに対して東の「木」はこれから急成長する陽の勢いのあるパワーの

古来守り神として慕われた四神

キトラ古墳でも北の玄武は黒のカメと蛇の合体の神
東は青龍で青の龍
南は朱雀で赤のクジャク
西は白虎で白のトラの図が描かれている。
中央には石棺が置かれ天板には北極星と北斗七星
この中央の石棺の主を四神が守っていた

キトラ古墳の石室の壁画

 白虎(西の守り神)
    ←玄武(北の守り神)
   中央に石棺
(主を守る四神を配置)
中央は土を固めたと思われる
  
 朱雀(南の守り神)→    ↑
青龍(東の守り神)
   上図は文化庁ホームページより  

上図は色は着色していない墨で写し取った乾拓板だと思います(文化庁ホームページよりコピー)。

水(玄武)が亀と蛇の合体ということは長期にわたり動かず不動に耐える亀と生殖力と繁殖力の蛇が「水」の正体でもある。
木(青龍)も架空の伝説の空を飛び気を吐き雷のごとく吠るとされている。
私見だがメコン川は上空から見るとさながら龍のように曲がりくねっていて津波のような大洪水は巨大な力をもって押し流し上流から肥沃な土を運んできた恐ろしさと豊かさの化身だったのかもしれない。
火(朱雀)は華麗で空を優雅に舞い鳳凰として描かれている場合が多い天空からすべてを見渡す眼力をしなえている。
金(白虎)は千里を一気に駆け抜ける俊敏さで一瞬のスキを逃さない機敏さをもつ伝説の百獣の王である。
この四神をイメージすると象意はわかりやすい。

おさらい

陰陽五行は太陽と地球の位置関係である


____________________________
陰陽五行これだけはマスターしよう

陰陽五行は太陽と地球の位置関係である。
「陰」冬か夜であり「陽」夏か昼である。
五行は「木火土金水」のことで
「水」の時は冬であり真夜中、方向は北、色は
黒 誕生でシックな知恵
「木」の時は春であり日の出、方向は東、色は
青 成長で重量級の力
「火」の時は夏であり真昼、方向は南、色は
赤 消滅で華麗な知恵
「金」の時は秋であり夕暮れ、方向は西、色は
白 収穫で俊敏な力
「土」は時がない
方向は中央が安定、色は黄色 どちらつかずだが飛び出ると重い
その関係(相克)

______________________________
以上が五行の実態であるが運用にあたっては十干と補佐する十二支
時の配置の九宮と象意の八卦がある。

続いて 十干と十二支