東洋占いは陰陽五行にありNo.3

2021/2/15

このページは過去のページから復習の意味で書いています。
陰陽五行はどのように使われているかというと十干と十二支が一般的といえるでしょう。
こよみの中でももっともポピュラーな形で生活の中に溶け込んでいるのが十干と十二支です。
歴史で習った戊辰戦争や辛亥革命または甲子園などいろいろな形で十干と十二支が使われています。
このように歴史の時として身近に使われてきた十干と十二支について

十干

陰と陽から五行までは前のページで書きました。
つまり陰と陽の2から木火土金水の5が生まれた。

その5に陰と陽の2を2×5=10で十干が生まれたのです。

陰陽五行をどのような仕組みになっているか?
陰と陽の二系統が基本にありさらに細かくしたものが五行の木火土金水です。
さらに実用化させるために十干が生まれた。
十干は甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の10から成り立っています。
これは五行を陰と陽に分たためです。
2×5=10ということです。
木は陽が甲(きのえ)で陰が乙(きのと)
火は陽が丙(ひのと)で陰が丁(ひのえ)
土は陽が戊(つちのえ)で陰が己(つちのと)
〇金は陽が庚(かのえ)で陰が辛(かのと)
●水は陽が壬(みずのえ)で陰が癸(みずのと)

時系列および位置関係での図(下図はNew陰陽五行より)
下図のポイント 甲(太陽黄経0度)より始まるのが十干です。

↑北

十干については「陰陽五行の仕組み No.4  十干」を参照してください。

 十干を補足する十二支

木で例えると十干は幹で十二支は枝という
1年を春分の甲乙、夏至の丙丁、そのどちらにも属さない戊己、秋分の庚辛、冬至の壬癸に対して十二支は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の12からなり1年及び1日を12等分した

1.子(ね)は水の陽 2.丑(うし)は土の陰 3.寅(とら)は木の陽 4.卯(う)は木の陰 5.辰(たつ)は土の陽 6.巳(み)は火の陰
7.午(うま)は木の陽 8.未(ひつじ)は土の陰 9.申(さる)は金の陽 10.酉(とり)は金の陰 11.戌(いぬ)は土の陽 12.亥(い)は水の陰

 
上図が十二支と二十四節気の時です
冬至、小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満までが陽(冬至から陽が生まれる)で12
夏至、芒種、大暑、小暑、処暑、立冬、秋分、白露、霜降、寒露、小雪までが陰(夏至から陰が生まれる)で12

太陽黄系では立春0度から15度刻みに夏至で90度、立秋で180度 冬至で270度となります。
この方式は古代インカでも観測されている。
下図はIvanGhezziから図をコピーし日本の24節気を13の塔に配置した

古代インカでも季節は24分類されていたことがわかります。
24節気は陰陽五行占いの区分けには重要な要素なので覚えるとよいでしょう。

時間で区切ると子時間は23時~1時、丑(1~3時)、寅(3~5時)、卯(5~7時)、辰(7~9時)、巳(9~11時)、午(11~13時)、未(13~15時)、申(15~17時)、酉(17~19時)、戌(19~21時)、亥(21~23時)

一日の始まりは子時間からということで十二支での1日は子23時より始まる。
この時間は通常は太陽時間が使われるので南中時(太陽が真上の時間)が正午として使われます。
例外として午(11~13時)から始まる場合もあり。
子は真夜中で陽が生まれる時間であり、午は真昼で陰の生まれる時間ということで初めを意味します。

下図は陰陽五行の仕組みNo.6 より十二支の方位

↑北


2区分(陰陽)から5区分(五行) 5区分から10区分(十干) こちらは陽の太陽
12区分(十二支)は陰の月の新月から新月の回数(29.5日なので閏月あり)
十干が太陽の循環なら十二支は月の運行の感じでしょう。
こよみとして十干と十二支は六十干という時の流れを延々と続けるのです。

六十干については「陰陽五行の仕組み No.6

六十干の五行については「陰陽五行の仕組み No.7

納音の応用編として「動物占いについての解説

補足として「十干と十二支の解説

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